2018.05.22 公開
2017年1月11日にアルバム『Ambitions』をリリースしてから、1年3か月以上に渡ってほぼ途切れなく行われてきたONE OK ROCKのワールドツアーが終了した。
世界各地を飛び回った後、2018年3月の終わりから4月にかけて再び日本で開催されたのは、国内4大ドームでそれぞれ2公演、計8回のドーム公演という空前の規模での凱旋ツアーとなった大規模なドームツアー。
これを実現させてしまうONE OK ROCKは近年、海外における人気拡大についてよく語られているが、国内においても、まさに前人未到の地平に立っているバンドであることを証明した。
今回、WOWOWでは東京ドーム・2日目の模様を5月26日(土)夜9:00~放送するが、この日、TakaはMCでこんなことを言っていた。
「このドームツアーをやる意味っていうのを、僕らずっと考えていました。
まだ答えは見つかっていません。僕らはもう30歳になります。ONE OK ROCKはもう第一章から二章へと進んでいく時期なんじゃないかと、そう思っています。僕らは立ち止まることなく、この声が枯れるまで走り続けたいと、そう思っています」。
普通のアーティストやバンドにとっては手の届かない“目標”とされるドーム公演も、世界中の都市をツアーで周って、そこで様々な現実と戦ってきたONE OK ROCKにとっては一つの通過点に過ぎないこと。そして、オーディエンスとの一体感を生み出す上では、全席指定のドーム会場は足かせになりかねないこと。
きっとそんな複雑な思いと葛藤を抱えながら、Taka、Toru、Ryota、Tomoyaの4人は東京ドームの巨大なステージの上に立っていたに違いない。
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