2018.04.24 公開
会場内の熱気が益々上昇してきた中盤、一瞬の静寂を置きアルバム『SOAK』のラストを飾る「水中都市」がスタート。映像、照明、演奏、歌が重なり合いスケールの大きい幻想的な水中都市という空間を丁寧にエモーショナルに描き出す。蒼山の透き通るような歌声と、沙田、藤咲、澤村のコーラスが溶け合い、ねごと4人の美しいコーラスワークが会場を満たし、大きな拍手が沸いた。
蒼山が「普段のねごとはあんまり自己主張が激しい集団ではないんですけど(笑)、音楽をやっている瞬間はすごく自由になれるんです。『SOAK』は(聴いてくれた人が)気持ちを解放できたり、立ち向かうための力になれるといいな……と思いながら作ったアルバムです」と語り、「伝えたいことは全部音楽に込めたので、今日はツアーファイナル、最後までぶちかましていきたいと思います」と笑うと、最後に6曲をほぼノンストップで演奏した。
4人は気持ちを解放しながら音を奏でていく。逞しく強かに「nameless」を披露すると、観客もその熱量に感化され、曲中にも大きな歓声が起こった。
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