2017年に待望の再始動を果たした東方神起。彼らは、全国5大ドームツアー『東方神起 LIVE TOUR 2017 〜Begin Again〜』のファイナル公演を1月21日に京セラドーム大阪で行った。再始動後初のライブツアー、そして最終日ということもあり、ユンホとチャンミンはこの日、このツアーで培った、さらに磨きのかかった圧巻のステージを届けてくれた。この模様が、2月25日(日)18時30分からスペシャルダイジェストとしてWOWOWで放送される。
彼らは、自分達を待っていてくれたファンへの感謝を形にしたまさに“ベスト版”と言えるセットリストと、“ここから再び東方神起の歴史が始まっていく”ことを意味する“Begin Again”というタイトルを掲げ、再会の約束を果たすため今回のツアーに臨んだのだ。
そんなツアーの1曲目を飾ったのは再始動第1弾シングルとなった『Reboot』。最新の東方神起の存在感を、この曲でオーディエンスに見せつけた。続けて、『ANDROID』で更に観客を盛り上げ、東方神起らしいエキゾチックさを宿す『B.U.T(BE-AU-TY) 』では、独特なリズムにキレのいいダンスを絡めて魅せ、ホーンアレンジが印象的な『Spinning』では、2人が艶っぽくショー的な要素の高いパフォーマンスを魅せる中、十字形のステージがプロペラ式に大きく時計回りに回転するなど、大掛かりなステージセットも相まって、オーディエンスを更に沸かせた。まさに、彼らのライブがエンターテインメントの真骨頂であることを示す場面とも言えただろう。
そんなダイナミックなダンスパフォーマンスこそが東方神起の魅力でもあるのだが、彼らの歌うバラードもそこと並ぶ魅力を放つ。『One More Thing』、『STILL』といったミディアムチューンの楽曲では、それぞれの声と想いをじっくりと噛み締めることができる柔らかであたたかな歌声を届けてくれた。オーディエンスは静まり返り、2人が歌うその優しい歌達を、真っすぐに受け止めていた。
ユンホとチャンミンの等身大の素顔が垣間見ることが出来たMCでは、離れていた期間の心情を語り、改めてこのツアーで1番伝えたかった言葉でもあったという“ただいま”を伝えたのだった。“もう、「ただいま」を言うのは最後。もう別れることはないから”と語ったチャンミンの言葉に歓喜の声を上げたオーディエンス。
時間が過ぎるのは、本当にあっという間だった。ラストは、彼らのプライドをこれでもかという気迫で感じさせた圧倒的なパフォーマンスの『Why? [Keep Your Head Down]』。割れんばかりの歓声は、会場内を轟き続けていたのだった。
