2018.01.25 公開
yusuke: https://twitter.com/hero_yusuke
2017年12月22日(金)、HEROはZEPP TOKYOを舞台に「10th ANNIVERSARY ONEMAN TOUR 2017」のファイナル公演として「10年後に見た景色」と題した単独公演を行った。すでに発表になっていたように、この日のライブを持ってHEROは活動を停止する。その後の未来図は、メンバー自身もまだ見えていない。まずは、10年間の歩みの集大成を、この日のライブへすべて注ぎ込む。それが、HEROと一緒に歩み続けてきたヒロイン(ファン)たちへ恩返す一番のお土産になることを4人はわかっていた…。
素顔の心で「めっちゃ好き」と叫べるって最高じゃない。
開演前にスクリーンへ映し出されたHEROからのメッセージ。彼らは未来ではなく、「今」を生きようとしていた。「今」感じるすべてが、未来へ繋がる答えになることを知っている。だからこそ4人は、「今」を楽しもうとしていた。
「思い出を作ろう、ZEPP TOKYO楽しもう!!」。幕開けを飾った『「色合せの法則」』が放たれると同時に、生きた命を抱いた音に触発され、場内を埋めつくしたヒロインたちが右へ左へ身体を揺らし、この日を、この瞬間の記憶を身体へ刻もうと騒ぎだした。「何年経った時も僕たちは笑いあって居るんだろうな」と歌う彼らの願いを、誰もが胸の内に記憶していた。駆けだした『feeling』の演奏。思いきり走りたい、悲しみを忘れてしまうほど頭を振っていたい。両隣の人たちと一緒に飛び跳ねながら、誰もがその瞬間、楽しいに心を満たしていた。
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