6人のピエロに導かれスタートしたのは、勇壮なリズムを刻むパーカッションセッション。ミンファン(FTISLAND)、ミンヒョク(CNBLUE)、ジェヒョン(N.Flying)、スンソク(HONEYST)という4バンドのドラマーが一堂に会した貴重なコラボを幕開けに、出演グループが登場。
「ようこそ、『2017 FNC KINGDOM IN JAPAN -MIDNIGHT CIRCUS-』へ!」(ヨンファ)、「ファミリーコンサート、今から始まります!」(ホンギ)と、FNCを代表するフロントマン2人が開会を宣言した。
様々なグループのライブや豪華コラボが行われた中で、5周年のアニバーサリーを彩ったのは、イ・ホンギ(FTISLAND)とジョン・ヨンファ(CNBLUE)によるドラマ『美男<イケメン>ですね』の作中バンドA.N.JELLのジェルミとシヌの復活だ。ドラマの主題歌「Promise」では投げキスを模した振付まで披露し、歌いながらお互いの肩に手を置いたりと、仲の良さをうかがわせる。トークではドラマで彼らが演じた役になりきり、「今日は2人だけど、テギョン(チャン・グンソク)さんとミナム(パク・シネ)さんと4人で、いつか東京ドームでライブしましょう! 僕の夢ですから」と意気込むヨンファに、「A.N.JELLは3曲しかないのに⁈ でも、いろんなジャンルにアレンジすれば3曲で2時間できるかな?」とホンギがアイディアを出せばファンは爆笑。A.N.JELL復活に対する会場の反応の大きさにホンギは、「実は昨日のステージの後、2日目もやってほしいって言われたんです。FTISLANDもCNBLUEも頑張ってたんだけど、A.N.JELLが一番良かったからって」とゴキゲン。なりきりトークを続けているとヨンファが、「ホンギさん、ありがとうございます。何も知らない僕にホンギ先輩がいろいろ教えてくれました。ホンギがいるから僕がいる、(FNCアーティスト第1号の)ホンギがいるからFNCの他のアーティストもいるんです」とデビュー作である本作を思い出し急に素に戻ってマジメな話をしだすと、ホンギは「わー、トリハダ」と笑いながら照れ隠しをする。
ドラマの思い出話では、ヨンファが好きなシーンだという明洞(ミョンドン)でミナム(パク・シネ)の後をシヌがつけるドラマの名場面を再現して「なつかしー!」と大爆笑しながら、「撮影は楽しくて、辛いことはなかった。4人はすごく仲が良くて、台本にないアドリブもたくさんやったし」(ホンギ)と、思い出話に花が咲いた。2曲目の「Still」では、8年前のドラマの場面写真が映し出されると会場からは大きな歓声が上がり、最後にホンギが「今度会えるのは、いつになるかわからないけど」と言いながら2人で肩を組んで「ジェルミ~」、「シヌ~」と言い合いながら退場していったが、2人が揃ってA.N.JELLの曲を歌うのはドラマ撮影時以降初、約8年ぶりとなり、FNC KINGDOMだからこそ、5周年だからこそできた復活劇となった。