2026.02.10 公開
そしてライブはクライマックスへ。ミラーボールが回り、ダンサーがセクシーにレゲエダンスを繰り広げた「Paper Rain」。和希はラップをするかのように、矢継ぎ早に、リズミカルに言葉を紡ぐ。「Forsyth st.」では会場にクラップが響き、コーラス隊の重厚なハーモニーに和希のボーカルが絶妙に交わった。そしてラストの「you」では、男女の切ない別れの情景を、ライブの終わりの寂しさと重ねて歌った。
スモークが立ちこめるステージで、ピンスポットを浴びながら歌った和希。最初はピアノ一本の演奏で、途中からコーラスやバンドが加わっていくアレンジが、実にドラマチック。忘れられない温もりと終わりの切なさを胸に抱きながら、新しい一歩を踏み出そうとする……、そんな情感の機微が表現されたメロディラインを、低音からハイトーンまでレンジの広さを駆使して表現した和希。コンテンポラリーR&Bを標榜する彼の、一生一代といった心意気を感じさせる歌声に贈られた大歓声。それに和希は、深々とお辞儀をして応えた。
「皆さん、今日はありがとうございました。ツアー全5公演、このファイナルで、無事に完走することができました。それをこんなにたくさんの皆さんに見守ってもらえて、本当に嬉しく思います。ありがとうございました」と、何度もお辞儀をする姿に表れた、彼の感謝の気持ちと人柄。そして最後に力強く放った、「ソロとしてもDOBERMAN INFINITYとしても、また日本武道館やアリーナを必ずやりたいと思っています。これからを、思い切り楽しみにしていてください!」。この言葉に観客は、この日一番の大きな拍手と声援を贈った。
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