東京スカパラオーケストラ ポルノ超特急2017(カメラマンクレジット:HayachiN / Yukihide”JON…”Takimoto / OOMO / かわどう) 画像 9/16
音楽が持つ力を最大限引き出し、“音”で同じ場所同じ時間を共有している人たち全員を幸せにする東京スカパラダイスオーケストラ。彼らのライブはいつどこで味わっても極上だ。「Samurai Dreamers」「閃光」の2曲で10-FEETのTAKUMAがゲスト参加して会場は沸きに沸き、金閣の興奮は限界を超える。大きな金閣の客席エリア、前から後ろまでびっしり隙間なくオーディエンスがライブを楽しむ絶景を見て、ステージ上のメンバーが笑顔で気持ちを爆発させる。肩車されたキッズも小さな手を振り上げて音に乗る。全員参加型の最高に楽しい彼らのステージに脱帽だ。「DOWN BEAT STOMP」「ペドラーズ」などのキラーアンセムでハッピーな空間を作り出し、最後は「All Good Ska is One」で大団円。音楽で全員を笑顔にする…そんな東京スカパラダイスオーケストラの魔法は今日も効き目抜群だった。
sukekiyo ポルノ超特急2017(カメラマンクレジット:HayachiN / Yukihide”JON…”Takimoto / OOMO / かわどう) 画像 10/16
奥深いサウンド、艶っぽさと容赦のない攻撃性を併せ持つVo.京のヴォーカル。1曲目の「leather field」でその場から1ミリも動けないほどにオーディエンスを痺れさせたsukekiyo。ループマシンや電子パッドなどの電子楽器も使いつつ、どこか“和”っぽいテイストも孕んでいる独特の世界観は、音楽の枠を超えて芸術の域にまで達している。まるで舞うようにステージをひらひらと移動し、様々な表情で歌う京から目が離せない。個性的なメンツが並ぶ“ポルノ超特急2017”、まだイベント半ばだが、最も強烈な存在感を放ったのはおそらく彼らだろう。銀閣に君臨したその時間すべて、刹那的な哀愁と張り詰めた緊張感、妖艶な旋律でオーディエンスを魅了した。
Fear,and Loathing in Las Vegas ポルノ超特急2017(カメラマンクレジット:HayachiN / Yukihide”JON…”Takimoto / OOMO / かわどう) 画像 11/16
大歓声に包まれて金閣のステージに登場したFear, and Loathing in Las Vegas。昨年の“ポルノ超特急”でVo.Soがステージから落ちて骨折したらしいが、ROTTENGRAFFTYのNOBUYAから「リベンジしないか?」という連絡を受けて今年も出演を果たした彼ら。1曲目の「Rave-up Tonight」からそんな想いを爆発させるメンバーと、応えるように爆発的な盛り上がりをみせる客席。イントロが鳴るだけで大歓声が起こり、拳が振り上げられ、曲が始まる頃にはフロアはカオス状態。その勢いは曲を重ねる度にグングンと跳ね上がっていく。
