2026.01.13 公開
安野希世乃『5th LIVEツアー2025~僕らの、雨が、やむまで。~』<オフィシャルライブレポート>

安野希世乃『5th LIVEツアー2025~僕らの、雨が、やむまで。~』(※提供画像)  画像 1/4

声優・アーティストとして活躍する安野希世乃の5thLIVEツアーの東京公演が2026年1月11日に豊洲PITにて行われた。今回はTVアニメ「マクロスΔ」から誕生した戦術音楽ユニット・ワルキューレや、安野のソロ活動でも多数の楽曲提供を行っているシンガーソングライター・堂島孝平がプロデュースした4thミニアルバム「雨が、やむまで。」を引っさげて、バンドマスターも堂島が務めるスペシャルなツアー。2025年12月に神奈川2公演と福岡の計3公演を回り、年を跨いでの4公演目となった。

【写真】『5th LIVEツアー2025~僕らの、雨が、やむまで。~』を開催した安野希世乃(4枚)


開演時間となり、まだ薄暗いステージに集結するバンドメンバー。開幕の合図とばかりにギターの音が鳴り響くと「悲劇なんて大キライ」のイントロが流れ出し、左手にマイク、右手にタオルを持った安野が登場してライブはスタート! 1曲目からいきなりタオル回しでオーディエンスを巻き込んで盛り上がるという、早くも熱いライブになりそうな予感に満ちていた。そのまま2曲目の「エイリアンボーイ」まで突っ走って、ちょっと一息。おそらくほとんどの観客にとっても新年最初のライブとなるだけに、「あけましておめでとうございます!」の挨拶からMCが始まった。

「新年一発目の冒頭2曲。皆さん、演奏かっこよすぎてしびれましたよね!」と、2曲を歌い終えて上がったテンションのまま安野が客席に問いかけると、大きな拍手と歓声が返ってくる。それを受けて堂島は「ツアーを回って、バンドも徐々に一体化しているような感じになってきているので」とコメント。バンドとアーティストの、お互いに相乗効果をもたらす関係性が素晴らしい音楽を生み出していることがうかがえる一幕だった。そんな冒頭2曲はいずれも堂島の作品であり、昨年夏にリリースされた「雨が、やむまで。」の収録曲を含めて、セットリストは堂島による提供楽曲が多く起用されている。「今日も余すところなく、堂島孝平節を全身に浴びてもらえるライブになっておりますので、皆さんぜひついてきてください!」という安野の声で始まった次のブロックは「水際FOREVER」「雨が止むまで」「やんなるわ」と、ミニアルバム「雨が、やむまで。」の収録順そのままに披露していく形となり、一口に堂島孝平節といってもさまざまな魅力を持った楽曲が楽しめる時間となった。

ここでいったん堂島の曲を離れ、昨年11月リリースの最新シングル「アルゴリズム」(TVアニメ「嘆きの亡霊は引退したい」第2クールオープニング主題歌)を披露。「今日はこのツアーで最大の会場になっておりますので、みんなも遠慮なくパワーをぶつけてください!」と言うと、イントロから一際大きな歓声が沸き上がり安野の全身を包み込んでいく。バンドメンバー紹介をはさんでの「Bad Temptation」「月夜にマーメイド」で迫力あるバンドのパフォーマンスに大いに酔いしれると、「Re:fresh」では安野が自らタンバリンを叩いて会場を盛り上げ、その笑顔はまさに熱気の高まった客席をリフレッシュさせてくれるようだった。

ライブも折り返し地点となってきたところで、このツアーの名物となりつつある「教えて!堂島先生」のコーナーに突入。これはバンドメンバーの悩みや質問を堂島先生がズバッと解決するというもので、この東京公演で寄せられた質問は「僕らのバンド名を教えてください」だった。安野のツアーでは途中でバンド名が決まるのが恒例となっていることは堂島も知っていたそうで、福岡公演で堂島が提案したのがツアー及びミニアルバムのタイトルから取った「僕雨」の文字を「撲雨」に変えた「撲雨バンド」。しかし、これはすぐに却下され(笑)その後で安野が出したアイデアがミニアルバムの収録曲「Freddie」のタイトルから取った「Freddies」または「The Freddie」。このどちらにするか、ステージ上のバンドメンバーに聞いても決まらず、最終的な判断は客席の拍手に委ねることに。結果、拍手の勢いがより大きかった「The Freddie」にバンド名は決定した。改めて、メンバー揃って「私たちは、The Freddieです!」と挨拶して、次の曲を演奏する。その次の曲が「Freddie」というのはまったくの偶然で、このツアーの中でも随一のバラード曲にオーディエンスは心地よく耳を傾けた。なお、この東京公演では1コーラス分をピアノの伴奏のみで歌うというスペシャルバージョンで披露された。

ラストスパートになると、TVアニメ「カードキャプターさくらクリアカード編」の新オープニングテーマとしておなじみの「ロケットビート」、堂島が手掛けた楽曲でも特に人気の高いライブの定番曲「Wonder Shot」、1stフルアルバム「A PIECE OF CAKE」を華やかに彩った「世紀の祝祭」と、人気の楽曲で一気に畳みかけていく。「Wonder Shot」の曲中、安野が自身のスマホで客席をバックに、また、バンドメンバーそれぞれとのツーショットを自撮りしていく撮影タイムもすっかりおなじみだ。そして「最後の1曲は、皆さんと一緒に笑顔でシンガロングする、そんな1曲にしたいと思います」と、「CUS -see you soon-」で温かい雰囲気に包まれたまま本編の幕を下ろす。

アンコールで歌ったのは、安野と堂島の出会いのきっかけとなったワルキューレの楽曲より「つらみ現在進行形」。思い出を振り返りつつ、堂島からは「安野さんのボーカルがあって私の曲が輝いたと思っていて、本当に感謝しています。音楽をやってくれてありがとう!」と最大級の賛辞が送られた。安野も「これからもよろしければ、素敵な曲との出会いを引き続きよろしくお願いします」と返し、そんな二人のやりとりに客席からは万雷の拍手が巻き起こる。いよいよラストとなる曲は、TVアニメ「ソウナンですか?」エンディングテーマの「生きる」で、この曲でも最後にシンガロングをして、笑顔でライブを締めくくった。

1ページ(全2ページ中)

関連タグ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします

関連記事