ゲームコーナーでは、椅子取りゲームならぬマイク取りゲームを実施。タイの賑やかな楽曲をBGMに踊りながらマイクの周りを回り、メンバー同士でマイクを取り合う姿に会場は大盛り上がりだった。最後の1人になるまでマイクを取り続けたRYOJIは、賞品として他のメンバー3人に何でも言える権利を獲得したが、賞品で「チェンマイに行きたい」とここでもアピール。
ゲームコーナー後には、突然会場が暗転し、現地のファンによって制作された動画がサプライズで流れた。オーディション時代から国境を越えてグループを見守ってきたファンからのプレゼントに涙を浮かべるメンバーも見られ、動画が終わると感謝の言葉を口にした。GHEEは「僕たちももっともっと大きなステージに、国境関係なく(立っていきたい)」、RYOJIは「世界中で色々なことが起こると思うが、僕たちはずっと音楽で手を取り合って、一緒に時間を歩んでいきましょう」と語り、改めて音楽が持つ力を実感したようであった。
その後も最新曲の「Marmalade」などを披露。ラストにはファンネームにもなっている「LOVE RED」をパフォーマンスし、タイのLOVEREDとの再会を誓って公演は幕を閉じた。
公演を終え、GHEEは「これからも日本での活動を大切にしながらもまたタイに戻ってきたいですし、アジア、南米、そしてさらに多くの地域へと、僕たちの音楽を届けていきたい」、SUZUKIは「また今度ツアーをやる時はアジアツアー、そしてGHEEのルーツでもあるブラジルでの公演もやれるように、より多くの世界中の方に僕たちのLove,Dream,Happinessを届けられるようにこれからも頑張ります。」とコメント。メンバーそれぞれが海外進出への想いを強くした。
日本で開催されたライブ・ファンミーティングツアーの最終公演でありながら、本公演を待ち望んでいたタイのファンのため、内容をアレンジして臨んだWOLF HOWL HARMONY。終演後には、「日本の公演と違い、タイの歌を歌ってくれたことに感動した。もっとたくさんの人に見つかってほしい。」、「サプライズ動画の場面が全部良かった!メンバーも泣き、ファンも泣いた。」といった声が飛び交い、ファンとの距離が一段と近づいたことを印象づけた。
グループは、2026年1月31日にタイ・カオヤイで開催されるジャパニーズ・ミュージックカルチャーフェスティバル「MUUJI FESTIVAL 2026」へ出演するほか、3月12日にはグループ初となるEP「tera」のリリースが控えている。来年もグローバルでの活躍が期待される彼らから目が離せない。




