&TEAM──ダークな世界観で魅せる
&TEAMはせり上がるステージ演出とともに姿を現し、「Back to Life」からスタート。ダークで重厚な世界観が国立競技場を包み込む。無駄のないフォーメーションとダイナミックなダンスで、&TEAMの世界へ引き込んだ。続く「Lunatic」ではファンキーなヒップホップビートに乗せ、野性味あふれるパフォーマンスを披露。9人の動きが寸分違わず揃うダンスで完成度の高さを見せつける。
「MISMATCH」では、&TEAMならではの魅力を鮮やかに示した。
NCT WISH──フレッシュさと進化を刻んだステージ
NCT WISHは「COLOR」からスタートし、クールなダンスで自分たちの色を鮮明に打ち出す。続く「poppop」では甘さを含んだダンスポップで空気を軽やかにほぐし、フレッシュな魅力を前面に押し出した。「Steady」では若々しさと親しみやすさを存分に伝え、ラストの「Videohood」ではヒップホップトラックに乗せて新たな一面も提示。振り幅のあるステージで爪痕を残した。
U-KNOW(TVXQ!)──レジェンドの貫禄が光るソロステージ
東方神起のU-KNOW(ユンホ)は、ダイナミックなダンスで一瞬にして観客の視線を奪った。
ブルースとファンクが融合した「Body Language」では、しなやかさと色気をまとったダンスで観客を魅了。続く「Stretch」では、10人のダンサーを従えた堂々たるステージを展開。
ラストは「Thank U」。「みんなでThank you for meって言ってくれますか?」と呼びかけ、スタジアム全体で声を揃えた。
TWS──爽やかな風を届ける6人
TWSが登場すると、会場に爽やかな風が吹き込んだ。「OVERDRIVE」では、中毒性のあるギターリフと跳ねるようなサビフレーズを披露しキラーチューンらしい高揚感に、観客の視線は自然とステージへ引き寄せられた。続く「마음따라뛰는건멋지지않아?(Countdown!)」でも、その勢いは止まらずライブパフォーマーとしての実力をしっかりと証明した。
「Plot Twist」では柔らかな表情でファンへの思いを丁寧に届けた。ラストは日本デビュー曲「はじめまして」。タイトル通りの溌剌としたTWSらしい明るさでステージを締めくくった。
ZEROBASEONE──圧倒的な構成力が光る
ZEROBASEONEがステージ左右から姿を現すと、会場の熱量が高まる。一列に並んだクールな佇まいで「Devil Game」をスタート。をスタートし、ダークで緊張感のある世界観を鮮やかに描き出した。続く「ICONIK」。青春や自由、自信を体現するグルーヴィーなパフォーマンスで、ステージ全体を支配した。
MCでは「みなさん、会いたかったですか?特別なステージを準備しました」と語りかけ、「YURA YURA -運命の花-」では、感情を込めた表現で会場を包み込んだ。ラストの「NOW OR NEVER」では、ダンスブレイクを含む迫力ある構成でクライマックスへ。サイドステージにも足を運びながら会場全体を盛り上げ「ありがとう、またね」と笑顔でステージを後にした。
IVE──DAY-2をクライマックスへ導く存在感
MCも務めた JANG WONYOUNG を擁するIVEの「REBEL HEART」では可愛らしさと芯のある強さが共存するパフォーマンスに掛け声も重なり、曲調のリズムに合わせて会場の熱気は最高潮に達し、鮮烈な幕開けとなった。
続く「Dear, My Feelings」では、観客一人ひとりに視線を送りながら、感情を込めたパフォーマンスを届けた。イントロが流れた瞬間に大歓声が起きた「ATTITUDE」。「Let's go!」の掛け声とともに堂々たるステージを展開した。MCでは「2025年もあと少しですが、1年の終わりをあたたかく過ごしましょうね」と優しいメッセージ。最後に披露した「XOXZ」はクールさが際立つ一曲で、IVEの表現の幅広さを示した。
Stray Kids──歴史的フィナーレを飾る圧巻のステージ
2日目のトリであり 2025 MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN のトリを飾るのは、米「ビルボード200」8連続1位という歴史的快挙を成し遂げたStray Kids。8人がメインステージに姿を現した瞬間、スタジアムは割れんばかりの大歓声に包まれた。「CEREMONY」のイントロとともに炎の特効が上がり、圧倒的なオープニングで一気に観客を魅了。続く「COMPLEX」で会場のボルテージがさらに上昇。3曲目「Social Path」に入ると、メンバーは右側のサイドステージへ移動し2台のフロートに乗り込み、日本のファンへの特別な思いを込めたロックサウンドを届けた。そのまま「In My Head」につなぎ、左側のサイドステージへ。ファンの声援に手を振り、目を合わせながら歌唱を続けていく。
再びメインステージへ戻ると、「TOPLINE」を力強く投下。ラストは「Do It」。勢いそのままに駆け抜けるようなパフォーマンスで圧巻のフィナーレとなった。
歴史的な2日間の幕が下りる
エンディングでは、出演者全員がステージに勢ぞろい。冬の夜空に花火が打ち上がる中、アーティストは観客に向かって手を振り、感謝の思いを伝えた。K-POP史上初となる国立競技場での合同コンサートは、2日間で延べ14万人を動員。世代も国境も越えた熱狂を生み出し、歴史的な成功を収めた。








