2025.12.14 公開
秋山黄色、鬼気迫る一夜が終幕!大団円を迎えたツアー。

秋山黄色( photo by renzo masuda)  画像 1/2

1曲目は「モノローグ」。深い後悔のなかでせめてもの救済を求める祈りの歌。なだれ込むように「PUPA」、そして代表曲である「Caffeine」を続けざまに披露。序盤からトップスピードだ。

 

中盤ではレアな2ndアルバムに収録されている「月と太陽だけ」や2020年の秋山黄色ONE MAN LIVE『登校の果て.W』でも披露された、ファンにはお馴染みの「鼻水止まんないよ」もパフォーマンス。そして、11月に発売されたばかりのシングルから、消えたい気持ちと生きたい衝動の狭間で揺れる心情を描いた「ブランコ」をピアノの弾き語りで披露。

「今のが最後かもしれんと思って歌ってんだよ俺。毎回そうなの。これが最後かもしれないじゃん、皆んなと会うのも。そんな中さ本当のことばっかり歌いたいわけ。どんだけ楽しかろうと、どんだけ大事な人が出来ようといつかはいなくなっちゃうんだよ。死ぬ訳じゃないから休もっか、一回。そういう事何回も言われて何回も刺さらない。そんな人はずっとひとりぼっちなの?誰も歌わないからさ。俺だけは歌わなきゃ。」

痛みを抱えたまま。孤独や絶望を直視しながら前へ進む力を与えてくれる。秋山黄色の真骨頂だ。

表題曲である疾走感溢れるロックナンバー「Quest」では、ここぞとばかりに希望を見せてくれた。

巨大な歓声で迎えられて披露したアンコールの1曲目「サーチライト」では、「誰よりもでっかい光で照らします!」と宣言。鬼気迫る勢いで駆け抜けた約2時間のセットリスト。何一つ嘘のない、痛みを分かち合いながら光で照らす秋山黄色を見ることができた。

 

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