2025.12.09 公開
『松本伊代早見優 SWEET WINTER ~L-O-V-E~」/「ラヴ」や「愛は勝つ」などLOVEをテーマにした曲を中心に全15曲を熱唱!<ライブレポート>

『松本伊代 早見優 SWEET WINTER ~L-O-V-E~』(※提供画像)  画像 1/6

1980年代を代表するアイドルとしてデビューし、今もなお幅広い世代に愛される松本伊代早見優。昨年の前世で姉妹だったという物語仕立ての公演から一年。2人が再びCOTTON CLUB の冬のステージに戻ってきた。
今年のテーマは「L-O-V-E」。昭和・平成の名曲を中心に、愛にまつわる曲をカバーし、2人ならではのハーモニーと、長年の友情と信頼がそのまま伝わる軽快なトークで、会場を温かな空気で満たした。
演奏は昨年に続き、クリヤ・マコト(p)、納浩一(b)、大槻KALTA英宣(ds)の3名が担当し、楽曲ごとの世界観を確かな演奏で支えました。開演前から満席となった会場は、2人の登場を待つ観客の期待感に包まれた。

【写真】『松本伊代早見優 SWEET WINTER ~L-O-V-E~」を盛り上げた松本伊代と早見優(6枚)


<ライブレポート>
晴天の土曜日の午後15時。会場は、早い時間から期待を胸に席につくファンですでに超満員に。ステージに3人のミュージシャンが登場すると、一気に客席のボルテージが高まる中、松本伊代早見優のステージが開幕。オープニングは竹内まりやの「すてきなホリデイ」のカバーからスタート。白いジャケットと華やかなロングスカートをまとった松本と、黒いミニスカートのワンピース姿の早見が客席後方から登場し、観客と目線を交わしながら客席を歌い進む姿に、場内から大きな拍手と歓声が上がった。
ステージに登場した松本と早見は1曲を歌い終わり、「皆さん、ようこそコットンクラブへ!」と挨拶。早見が「早いもので昨年のステージから1年が経ちました」と語ると、松本が「また一つ歳をとりました!」と軽やかに返し、客席からは笑いが起きた。さらに今年のテーマ「L-O-V-E」に触れ、「皆様に愛を込めたステージをお送りします!」と笑顔の2人が宣言した。

前半では、早見が「Dream a Little Dream of Me」を丁寧に歌い上げ、松本が「Laughter in the Rain」を情感豊かに披露。さらに「にがい涙」では2人が息の合ったハーモニーを響かせ、恋の記憶をテーマにした3曲を立て続けに披露した。
MCでは、若い頃の恋心をめぐるトークの中で、「携帯電話が無かった時代はデートの待ち合わせで3時間待っても平気だった」「学校で友達たちと話す時間が楽しみで、でもその人が好きと気づいた途端話せなくなった」など、青春の風景が語られ、観客は大きく頷きながらトークに耳を傾けました。また、「キュン!」とする話の途中で、2人は観客の掲げる大きなうちわに注目。松本が「ありがとうございます!(笑)」とお礼を伝えたうちわの先には、2人の顔ではなく、松本の夫である「ヒロミ」の大きな顔写真が!さらに、アイドル時代の話しに移ると、早見はラジオ局で手渡されたレコードの中に、その人の電話番号が記されていたエピソードなどを披露し、会場を沸かせた。

MCの後は中森明菜の「TATTOO」、ブラジリアン・ナンバー「マシュ・ケ・ナダ」、そして「真夜中のボサ・ノバ」を立て続けに披露し、大人な雰囲気で客席を酔わせました。さらに、松本の代表曲「センチメンタル・ジャーニー」と、早見の代表曲「夏色のナンシー」が続くと、場内の熱気は最高潮に!2人の代表曲に、大勢のファンが酔いしれた。

後半は「恋」ではなく、「愛」についてのトークからスタート。早見が「恋が育つと愛になる」という言葉を口にし、このテーマでPUFFYの「愛のしるし」とKANの「愛は勝つ」の2曲が届けられると、歌い終わった2人からは「今日ここに足を運んで下さっている皆さんの愛に私たちは支えらています」と感謝の言葉が送られた。続いて「皆さまに感謝を込めてハワイの愛の歌を歌わせていただきます」というメッセージと、振り付けのレクチャーを挟み、早見が「Aloha Oe」を歌うと、歌声に合わせて客席が楽しそうに体を動かし、温かくハッピーな空気が会場に流れた。

さらに、美空ひばりがジャズのスタンダードナンバーを日本語で歌ったことで、日本でも知られるようになった「ラヴ」。この曲を、2人はデュエットしながら歌い、観客に明るい歌声を届けました。そしてラスト2曲となってところで2人が選んだ曲は、竹内まりやの「すてきなヒットソング」。10代でデビューし、音楽と共に歩んできた2人のこれまでの人生を振り返るような歌詞に、会場が聴き入った。

ライブのラストソングは、2人から観客への一足早いクリスマスプレゼントとして「ジングル・ベル」が送られました。2人は手に鈴を持ち、軽快なクリスマスソングに合わせて客席を巡り、観客とハイタッチしながら歌うなど、会場が明るく楽しい雰囲気に包まれ、ライブは終演となった。

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