2025.12.01 公開
アンジュルム、9人体制初の日本武道館で秋ツアー千秋楽!新曲も披露した『Keep Your Smile!』ファイナル公演

アンジュルム(※提供画像)  画像 1/6

11 月 30 日、アンジュルムが東京・日本武道館で『アンジュルム 2025 autumn 「Keep Your Smile!」 final』を開催。集まった約 9,500 人のファンと、ライブを熱く盛り上げた。
この日は、9月6日からスタートし、日本武道館公演を含め全 17 会場 37 公演を回ったライブツアー『アンジュルムライブツアー 2025 秋~Keep Your Smile!~』の千秋楽(うち2会場・4公演は中止のため、2026 年 2 月に振替公演を開催)。今年6月に伊勢鈴蘭がリーダーに就任し、8月には新メンバー・長野桃羽が加入した新体制でのステージに、開演前からファンの期待感も高まる。
今回のツアーは、前身グループ・スマイレージがライブハウスツアーから始まったという歴史から、初心に帰って個々の技術・魅せ方を磨こうというテーマのもと、ライブハウスで開催。そしてタイトルには、しんどいときでも笑顔を絶やさずに頑張ろうよ!という意味が込められたアンジュルムの円陣の掛け声「Keep Your Smile!」を掲げており、会場が暗転するとステージ裏でスタンバイするメンバーたちがモニターに映し出され、伊勢が「ついに日本武道館、やってきました!楽しんでいくぞー!」と声をかけ、円陣からライブがスタート。
グループ名の由来にもなっている天使をモチーフにした真っ白な衣装をまとったメンバーたちがステージに登場すると、『愛すべきべき Human Life』でハッピーに幕開け。新メンバーと思えないほどグループに馴染んだ長野も、自身のメンバーカラー・イエローの照明に包まれたステージで、弾ける笑顔でパフォーマンスを届ける。為永幸音の「武道館、声出していくよ!」から『出すぎた杭は打たれない』『乙女の逆襲』で会場の温度を一気に上げていくと、11 月 12 日にリリースしたニューアルバム『Keep Your Smile!』に収録された
『トラブルメーカー』を披露。挑発的な雰囲気も感じるグループの新たなカラーを引き出した一曲を、自信たっぷりにパフォーマンスしていく。
MC では、伊勢が「日本武道館にお集まりのみなさん、ようこそ!」と挨拶すると、集まったファンからは熱い歓声が上がる。今回のライブはオンライン動画配信サービス Hulu によるライブ配信、全国 51 館と台北の映画館にてライブビューイングが実施されており、メンバーたちは「見えてますか?」「元気ですか?」と画面の向こうにいるファンにも声をかける。
日本武道館のステージに初めて立つ長野は、「自分がこの舞台に立つことが信じられなかったんですけど、みなさんの姿を見て感動しています」と話し、カラフルなペンライトでいっぱいの客席を眺めながら「星みたいですね!」と笑顔に。伊勢はこの秋ツアーについて「ファンのみなさんと作り上げてきて、その熱さに救われてきた」といい、「武道館の天井が抜
けちゃうくらい、声出せますか?」と、新体制としては初の日本武道館公演をこれまで以上に熱いライブにしようと意気込む。
川名凜の曲振りからスタートしたのは、ニューアルバムから『FAST PASS』。ユニークさもパワフルさも堪能できる、アンジュルムの魅力が詰まった一曲だ。『明晩、ギャラクシー劇場で』『ぶっ壊したい』『愛されルート A or B?』とグルーヴを感じさせる楽曲を立て続けに披露したあとは、ニューアルバムに収録された『右ななめ後ろから』を初パフォーマンス。
ピアノサウンドの切ないラブソングにのせて、ひとりひとりの歌声が会場にじんわりと染み渡っていく。
続いてムードを一気に変え、スマイレージ楽曲のメドレーがスタート。まず伊勢・松本わかな・下井谷幸穂・後藤花・長野は、『自転車チリリン』をまるで学校の帰り道のようにメンバー同士でコミュニケーションを取り、『黄色い自転車とサンドウィッチ』では黄色のハン
ドルが付いたスタンドを用い、瑞々しくパフォーマンス。入れ替わりで為永・橋迫鈴・川名・平山遊季が登場すると、『新・日本のすすめ!』では疾走感のあるサウンドに負けないダイナミックなボーカルで楽しませ、『寒いね。』では雪が降る演出の中、ファンを楽曲の世界観へと引き込んでいく。

【写真】東京・日本武道館で『アンジュルム 2025 autumn 「Keep Your Smile!」 final』を開催!(6枚)



スマイレージを意識したカラフルなミニスカート衣装に身を包んだメンバーがステージに揃い、『プリーズミニスカポストウーマン!』でキュートにファンを魅了したかと思うと、『私、ちょいとカワイイ裏番長』では長野の「元気残ってる?サボってないよね?」という煽りから「ちょいカワ」コールがスタート。橋迫が「日本武道館、私たちにかかってこい!」と畳み掛け、熱いロックサウンドで会場のボルテージを高めていく。
川名と後藤のフェイクのぶつかり合いが会場を盛り上げた『Survive~生きてく為に夢を見んだ』、アンジュルムの強さを見せつける『赤いイヤホン』、橋迫と為永のダンスが会場のテンションをさらに上げた『アイノケダモノ』とノンストップで勢いを加速していくと、『限りある Moment』ではエネルギッシュな歌声を武道館に響かせる。ファンのコールを受けながら『大器晩成』でステージはさらに熱さを増し、最後は『友よ』で「またライブで会おう!」と約束するかのように会場がひとつになり、本編は終了。
ファンからの力強い「アンジュルム」コールが巻き起こると、アンコールでは、メンバーがギラギラと輝く紫のスパンコールが印象的な衣装で登場。ニューアルバムから『プリズンブレイカー』を初披露し、重厚感のあるロックサウンドにのせた迫力あるボーカルやフェイクで、アンジュルムの新境地を見せつけた。
最後の MC では、長野が「みなさんと素敵な時間を過ごすことができて本当に嬉しいです。これからも、もっと楽しい思い出を作れたらいいな」とこれからの活動へ思いを馳せ、後藤は「言いたいことはひとつ。みなさんが大好きということです!」とファンへ熱い思いを伝える。下井谷は「9 人全員で、日本武道館に立てたことが本当に嬉しいです」と喜びを語り、平山は『私、ちょいとカワイイ裏番長』冒頭の煽りが、先輩メンバーの提案により後輩メンバーである平山・下井谷・後藤・長野が担当したことに触れ、「先輩の愛をすごく感じましたし、移り変わっていくこのグループをより愛して、アンジュルムの役に立てるようなメンバーになっていきたいと改めて思った」と話す。
松本は全国各地のライブハウスを回ったことで「9人の絆も、ファンの方との絆もすごく深まった期間になった」といい、為永は後輩たちの輝きを感じたと同時に、自身が初めて日本武道館に立ったことを思い出し、「当時は自分の力で立っているんじゃないと感じていたけど、先輩がみんなで立っているんだよと言ってくれるのが嬉しかった。そして今日、私たち9人で日本武道館に立っているなとすごく感じました」とにっこり。川名は、「ファンのみなさんを含め、全員でこの空間を作り上げているというのを実感したツアーでした」と振り返った。
為永のコメントから涙を見せていた橋迫は、「9人でもっともっと上を目指して頑張っていきたい」と意気込みつつ、「最近視力が低下してきているので、ブルーベリーを食べて、みなさんの表情をもっと見られるように頑張ります!」とファンを笑わせる。伊勢も涙を浮かべ、「今日みんなで全力で戦えて、9人の始まりとしてはすごくいい第一歩を踏めたと思うんですけど、みなさんどうですか?」とファンに投げかけると、会場からは温かい拍手が送られる。そして「今日という日を自信に変えて、頑張っていきたいと思います」と希望に満ち溢れた眼差しで語った。
伊勢が「明日からも頑張れるように、応援の気持ちをこめて」と話し、披露されたのは『THANK YOU, HELLO GOOD BYE』。メンバー同士の絆を感じさせる美しいハーモニーに、会場は温かな雰囲気に。そしてラストを飾ったのは、スマイレージ時代からのライブ定番曲『スキちゃん』。間奏ではメンバーがセンターステージへと走り、ファンは楽曲にあわせて「◯◯がスキちゃん!」とひとりひとりの名前をコール。その声に応えるように、9人それぞれがきらめく笑顔で日本武道館公演を締めくくった。
今回のコンサートで披露した新曲も収録されているニューアルバム『Keep Your Smile!』は、オリコン週間デジタルアルバムランキング(11 月 24 日付)で1位を獲得。また 12 月 29 日には「COUNTDOWN JAPAN 25/26」への出演も決定しているアンジュルム。彼女たちは残り少ない 2025 年、そして 2026 年も勢いを止めることなく走り抜けていく。

関連タグ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします

関連記事