SKE48を卒業後、ボーカルグループ et-アンド-のリーダーを経て、今年4月からソロ・アーティストとして始動した野島樺乃(のじま かの)が、ソロ・デビュー後初となるワンマンライブを地元名古屋で開催した。
【写真】ソロ・デビュー後初ワンマンライブ開催した野島樺乃(9枚)
野島は4月にデビュー・シングル「One」を配信リリース。「One」は「2025 プレナスなでしこリーグ 1 部 YouTube 配信公式テーマソング」として書き下ろした楽曲で、野島が作詞にも携わった。7月に四つ打ちのトロピカルサマーチューン「サマーバイブス」、11月にナチュラルで柔らかいサウンドのミドルR&Bチューン「ADORABLE」をリリース。各地のストリートライブでも積極的にパフォーマンス披露してきた。
当日は出身地名古屋のSPADE BOXで二部制のワンマンライブを開催。
昼公演は昭和歌謡メインのカバーライブということで、全身に煌びやかなストーンが散りばめられたブラックフォーマルのドレスで登場した野島。「真夏の出来事」「真夜中のドア~stay with me」と70年代の楽曲を2曲披露すると、「名古屋ただいまー!」と元気に呼びかけた。「雨音はショパンの調べ」「私はピアノ」など80年代の楽曲の後、自然な流れで自身で作詞した初のラブソング「ADORABLE」に。
続けて事前に募集したアンケートで人気上位だった曲を披露するリクエストコーナーへ。「恋人がサンタクロース」では、野島がクリスマスツリーのカチューシャを着け、客席にプレゼントを投げ入れる一幕も。ゲストコーナーの「世界中の誰よりきっと」では、シンガーソングライターの心悠(みゆ)が野島との美しいハーモニーを響かせ、大きく手を振り上げて客席と一体となり盛り上がった。心悠のギター弾き語りで「ひだまりの詩」を披露した後、今月リリースしたばかりの新曲「凪」(なぎ)を心悠が披露し、ステージを後に。
本編締めくくりには「私のことを今年1年引っ張ってくれた曲」として、ソロ・デビュー曲の「One」を歌唱。アンコールでは「私のことを支えてくれたみんなと最後は笑顔で」と野島のライブの定番曲になりつつある、「デイ・ドリーム・ビリーバー」を客席とともに大合唱し、昼公演の幕を閉じた。
前日にSOLD OUTとなった夜公演には、華やかなゴールドのセットアップ・スーツで登場。冒頭のソロ・デビュー曲「One」、未発表曲「Stand by you」から、会場は一気にヒートアップします。野島が「大切なみんなが笑顔を忘れずにいてほしいという思いを込めて」と「笑顔」、「満ちてゆく」を伸びやかな声で歌唱。リクエストコーナーでは、「メリクリ」「粉雪」でクリスマスムードに浸った。
夜公演は自身が伝えたいメッセージをもとにセットリストを組んだという野島。ユニット時代からカバーしていた「fragile」や、まだSKE48在籍時に作詞したという「My Dream」など、一曲一曲を大切に思いをたどりながら紡いでいく。アンコールを締めくくる前には、夜公演がSOLD OUTとなり、それを支えてくれたファンの皆様に感謝の気持ちを伝え、たくさんの今後の目標も宣言。野島が「東名阪ツアーをすること!」と力を込めると、会場に歓声が起こった。








