ここで、奥田が1人ステージに登場。ピアノの音色に合わせて、バチバチにラップを披露して後半戦スタートの合図を告げると、「7」へと繋いでいく。「ぶち上がっていこうぜ!」と日髙がシャウトすると、メドレーのように怒涛のパフォーマンスが。「God Mode」に続く、「Ding Ding Dong」ではダンストラックでアクロバットも見せていく。続く「Front Burner」ではコール&レスポンスも響き渡り、オーディエンスの盛り上がりも最高潮だ。そして「Make U a Believer」、「Meant to be feat. F.HERO & BOOM BOOM CASH」、「WAVIN'」、そして「SAY IT」へ。客席に降りたり、タオルを振り回したりしながら、会場のボルテージを上げまくっていた。
ひと息ついたところで、砂田が「夏の曲を用意しているんですが、今11月終わりでもう冬ですよね。夏男さん、どうしましょう?」と、日髙に問いかける。すると日髙はアロハシャツを持ってき、その場でお着替えタイム。一気に夏の雰囲気が出たところで「Shave Ice」が始まる。そしてもう1曲、クラップ対決で始まった「SUMMER HYPE」では、曲中にプレゼントコーナーも。サービス精神たっぷりに会場を盛り上げていった。
ここで2022年にタイに活動拠点を移した時のことを思い出しながら、「最後の曲は、離れた時の大切さや愛について歌っている曲です。BALLY'S(BALLISTIK BOYZのファンの呼称)に向けて精一杯歌います」と語っていく砂田。「All About U」でBALLY'Sに特大の愛を伝えて、本編の幕を下ろした。
アンコールは、ダンストラックからスタート。クールなヒップホップからエモーションを感じるダンス、そしてアクロバットと、BALLISTIK BOYZの武器がこれでもかと詰まっているステージだ。続けてステージに登場したのは、松井。「BBZが生まれて7〜8年。これまで躓いて、何もかもどうでもよくなった時もあったよ。だけど、俺らにはそれでも諦めきれねぇ夢ってもんがあんだよ。どんなに悔しくて、辛くても、俺らには目指してる場所ってもんがあんだよ。そん中でみんなと出会えて、こうして応援してくれて、ちょっとずつだけど夢に近づけている気がします。そんなみんなに今日、俺らがやり残していることをお見せしてもいいですか?」と熱く語る。「俺らがどこで生まれて、俺らが何を胸にステージに立っているのか。お見せしたいと思います。第二章、俺たちに着いてこれるやつ、全員手上げてくれよ」と語りかけ、クールなラップをキメたところで、「24karats STAY GOLD」へと繋がっていく。脈々と受け継がれてきた同曲を全員で熱唱し、会場を揺さぶっていった。
「もっともっとぶち上がっていくぞ!」、「まだまだ暴れられるよな!」という煽りで始まったのは定番曲の「PASION」。メンバーもオーディエンスもジャンプをして大盛り上がりだ。恒例の無限PASIONが終わったかと思いきや、EXILE AKIRAがTHE RAMPAGE・陣、山本彰吾、長谷川慎を引き連れてスタンド客席に登場。THE RAMPAGEの陣が「あかん、あかん!このままだったら風邪ひくで!」とおかわり・PASIONをリクエストし、力を出し尽くしてジャンプをして盛り上がっていた。
ここで改めて挨拶。深堀は「こんなに頼れるメンバーと、頼れるファンの方々と、絶対にいつか大きな夢を掴みにいきましょう」、奥田は「これからももっと素敵な方々とお会いできることを楽しみにしているし、もっと大きな BALLY'Sの輪が大きくなっているということを信じています。未来の僕たちに期待して、応援してくれると嬉しいです」、砂田は「ここからLDHの底力を見せていくので、絶対負けない精神で勝つまでやるので、付いてきてください」、日髙は「第二章、これからの僕たちに存分に期待してもらえたらと思います。僕たちが憧れた先輩方みたいなかっこいいグループになっていけるような物語にしたいと思っていますので、第二章も付いてきてください」とそれぞれ思いを語っていく。そして、最後は「皆さんで第二章、走っていきましょう!」(日髙)という言葉で、「Stardust Forever」へ。歌い始まる前、松井が「俺らがこれから日本、世界獲るから見とけよ!」という言葉に、彼らの覚悟と決意が詰まっていたはずだ。それを体現するかのように、全身でパフォーマンスをして、12月18日から行われるライブステージ『バリバリ!BANDやろうぜ!!』や、12月28日に行われる『BALLISTIK BOYZ×PSYCHIC FEVER SPECIAL STAGE 2025 THE FESTIVAL〜年末大感謝祭』への期待にもつなげて、ライブは大成功で幕を下ろした。
ステージで放つ熱は、7人の確かな成長を物語っていた。圧倒的な完成度を感じるとともに、まだまだ可能性も見えてくる。彼らはまだ進化の途中であり、躍進の予告編を見せてくれていたのかもしれない。次はどんなBALLISTIK BOYZが見られるのか。楽しみに待ちたくなる夜であった。








