2025.11.26 公開
「前島亜美 LIVE 2025 Blooming NOTE」(C)高田真希子

「前島亜美 LIVE 2025 Blooming NOTE」(C)高田真希子  画像 1/10

声優・俳優・アーティストとしてマルチに活動する前島亜美が、2ndワンマンライブ「前島亜美 LIVE 2025 Blooming NOTE」を11月24日、ヒューリックホール東京にて開催した。1stワンマンライブから約7か月という短いスパンで実現した本公演は、初めて生バンドを迎えたことで、さらにパワーアップしたステージへと進化。前回に続き、ダンサーとの息の合ったキレのあるダンスパフォーマンスも健在で、会場を大いに沸かせた。持ち歌全16曲を余すことなく披露した本公演の模様をレポートする。

【写真】初の生バンドを迎えた2ndワンマンライブで全16曲を披露した前島亜美(10枚)


 

本を開き、物語の世界へと入り込んでいくような高揚とともに、イントロダクションのBGMが静かに流れ出す。ステージ中央に立つ前島は、『Wish for you』の何十回何百回伝えたってまだまだ足りないからのフレーズをアカペラで歌い上げた。彼女の2ndワンマンライブは、静寂の中に確かな力強さを宿した形で幕を開ける。
やがてイントロに合わせて幕が開き、広がる光の中にバンドメンバーが姿を現す。初の生バンド編成がもたらす臨場感は序盤から鮮烈で、サビではファンがダンスで応え、早くも会場が一体となっていった。きらめきに満ちた、鮮やかな開幕だ。

続く2曲目『MAKE IT NOW』は、音源よりもイントロを伸ばしたスタイリッシュなアレンジで披露。ダンサーが登場し、「前島亜美 LIVE 2025 Blooming NOTEへようこそ!」「みなさん楽しむ準備はできてますか?」「盛り上がっていきましょう!」という前島の声とともにお洒落なサウンドが流れ、軽快なパフォーマンスを魅せた。さらにライブ初披露の『恋愛主義にクエスチョン』では、ライブを意識して制作されたという楽曲の魅力が最大限に発揮され、力強いボーカルとキレのあるダンスで観客を圧倒した。

最初のMCでは、「皆さんの熱気がすごくて!」と序盤の盛り上がりを笑顔で振り返った。続いて、ソロアーティストデビュー1周年を迎えた心境に触れ、「デビュー1周年にして二度目のワンマンライブができること、本当にありがたいです」と改めて感謝を伝える。さらに、ファンとのやり取りも交えつつ「本日は初の生バンド形式でお送りしています!」と紹介し、「ライブタイトルの通り、華やかなライブにしていきたい」と意気込みを述べた。

MC明けはデビューアルバムから2曲を披露。1stワンマンライブのタイトルにもなった『Blue Moment』では会場が青く染まり、生ギターが楽曲の世界観にさらなる奥行きを与える。続くラテン調のアップチューン『SCARLET LOVE』では、ガットギターの響きに合わせて舞う前島の姿が印象的であった。

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