「みんな元気ですか?楽しんでますか?7年振り、3回目のルナフェスです。こんなにカッコ良いバンドの仲間を集められる、もしかしたら唯一のフェスかもしれないね。そして10周年とのことで、おめでとうー!しんちゃんが、思いを淳士に託しました!ドラムス淳士!」と紹介するRYUICHI。
先日、世間に衝撃が走ったドラム真矢に関する公式からの発表。
闘病中の真矢に代わりドラムを務めるのは、SIAM SHADEの淳士だ。
過去にLUNA SEAのローディー経験があり、真矢と師弟関係且つ同郷でもある淳士はまさに適任。
真矢も、絶対の信頼を持って彼に依頼したのだろう。
LUNA SEAのメンバー、そして観客の期待を背負い臨むステージだ。
「今夜は最後まで楽しんで帰ってください!ネクストソング!DESIRE!」と、ライブの定番曲『DESIRE』から間髪入れず大ヒット曲『TRUE BLUE』が続き、会場もヒートアップ。
「先輩、後輩、仲間たち、沢山のLUNA SEAを愛してくれているバンドがここに集まってくれました。イメージとしては月を見て狂ってしまうような世界なんですけど、すげえカッコ良いバンドがいっぱい出てくれたので。もしかしたら太陽よりも強い光が、この幕張に落ちているのではないかと思います。今日は燃え尽きるまで、みんなも楽しんでください!ルナフェス良い?行くよ!ネクストシャウト!宇宙の詩!」曲名を聞いた瞬間によぎった歌声を心配する感情は、すぐに消え去った。
RYUICHIの声の回復が驚くほど顕著に表れており、壮大な楽曲に感情を乗せて歌い上げている姿に胸が熱くなる。
LUNA SEA<LUNATIC FEST. 2025>
photo by 田辺佳子/上溝恭香/岡田裕介 画像 3/8
そして、真矢が原曲を担当した『inside you』が続く。
真矢もライブに参加しているような感覚になるのは、セットリストのみならず『LUNATIC FEST. CAFE』での真矢のドラムセットの展示や『LUNATIC FEST. 2025』会場での『天雷軒』の出店など、真矢の存在を随所に感じられるからだろう。
「今夜の幕張はアツいね。本当にすごいバンドの仲間たちが沢山の想いを投げてくれたと思うので、LUNA SEAは全バンド集めても超えられる球を投げたいね。今夜集まってくれた1人1人全員に心からI for You。」に、会場から歓声が上がる。
SUGIZOのギターから始まる珠玉のバラードで、憂いを帯びた歌声が響き渡りオーディエンスを魅了していた。







