2025.11.22 公開
THE ORAL CIGARETTESがSiMと狂宴、盟友集った対バンツアー完走

『ALL MY LIFE TOUR 2025』(撮影: THE ORAL CIGARETTES/SHOTARO SiM/Kohei Suzuki)  画像 1/5

THE ORAL CIGARETTESが11月18日に愛知・COMTEC PORTBASEで対バンツアー『ALL MY LIFE TOUR 2025』の最終公演を行った。

【写真】11月18日に愛知・COMTEC PORTBASEで対バンツアー『ALL MY LIFE TOUR 2025』の最終公演を行ったTHE ORAL CIGARETTES(5枚)


同ツアーは、9月17日の大阪・Zepp Osaka Bayside公演を皮切りに、全国計7カ所のライブハウスで開催。オーラルは、coldrainSPARK!!SOUND!!SHOW!!go!go!vanillasSCANDALThe BONEZHEY-SMITHらと各地で熱いツーマンライブを繰り広げ、ファイナル公演にはSiMが出演した。

開演時間ジャストに落とされた照明に、満員のフロアから思わず上がった大歓声。ヒリヒリするような高揚感に満ちた空気を、「PANDORA」のエッジィなギターとシャウトで瞬く間に切り裂いたのはSiMだ。突き上がる拳とダイバーが大量発生した「WHO’S NEXT」といい、乱反射する光とともに放った「Boring People, Fucking Grays」といい、後にオーラルが控えることを忘れさせる圧倒的な没入感。その後も、アンセミックな最新曲「CHAMPiONS」では見渡す限りがヘッドバンギングする圧巻の景色を作り出し、「DO THE DANCE」でもすさまじい熱量でオーディエンスを跳ねに跳ねさせる。

MCでは、公演中止となったオーラルの主催フェス『PARASITE DEJAVU 2024』の出演バンドと対バンツアーがしたいと山中拓也(Vo/Gt)からオファーされたことを明かし、「そんな気持ちのこもったツアーのファイナルにSiMが呼ばれた理由は特にありませんが、何もないところから伝説を作るのがバンドマンなので」と言ってのけるMAH(Vo)。続けて、山中のMCが3パターンぐらいしかないと気付いたこと(笑)、やけに辺ぴな場所で忘年会をやるなと思って向かったら当時の山中の自宅近くだったことにも触れ、「こいつは大物になるな……!」と感じたと、愛のあるいじりでも場を盛り上げる。

ライブもトークもさすがの先輩は、強烈な重低音を浴びせた鉄板の「Blah Blah Blah」、アグレッシブなパフォーマンスでも魅せた「Amy」、荘厳なシンガロングが降り注いだ「The Rumbling」と後半戦も容赦なし。ラストは恒例の雄たけびから突入した「KiLLiNG ME」、「倒されても倒れても、立ち上がるのが本当に強いヤツだって覚えとけよ!」というMAHのメッセージにも奮い立つ「Get Up, Get Up」、キレキレにして極悪の「f.a.i.t.h」でシメ。さぁ、こんな大きな背中を見せられて、オーラルはどう立ち向かう!?

オーラルは、冒頭の「OVERNIGHT」からいきなり熱狂。SiMという猛者と対峙してなお堂々たるたたずまいで、「今日はファイナル、そのつもりで遊びに来てるんだろうな?最初から飛ばしてこい!」と山中があおるやいなや、場内のボルテージは急上昇。そこに火を注いだ迫真の「DUNK feat.Masato (coldrain)」からも、メンバー4人の気合がビシビシ伝わってくる。さらには、シアトリカルでダンサブルな「Shala La」、きめ細やかなギターリフとシンクロするライティングも美しい「Maze」と、序盤から多彩なセットリストを披露していく。

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