2025.11.21 公開
Juice=Juice、日本武道館で「Queen of Hearts」ツアーファイナル!11人ソロ集結&『盛れ!ミ・アモーレ』熱狂の夜 THE FIRST TAKE第2弾も予告

Juice=Juice(※提供画像)  画像 1/17

ハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)のJuice=Juiceが19日、東京・日本武道館で単独公演「Juice =Juice Concert 2025 Queen of Hearts Special Flush」を開催した。ステージでは、メンバー11人のソロパフォーマンスを含む全33曲で、1万人のファンJuice=Juice Familyを魅了。CSテレ朝チャンネル1での生中継、全国52館及び台北の映画館でのライブビューイングも実施された。
10月8日に発売した通算20枚目のシングル『四の五の言わず颯(さっ)と別れてあげた/盛れ!ミ・アモーレ』(両A面)で、オリコン週間シングルチャート初登場2位を獲得したJuice=Juice。『盛れ!ミ・アモーレ』は今年秋頃、ハロプロのグループ・OCHA NORMAのメンバーが発した「隙アモ
(隙あらばアモーレ)」がハロプロファンを中心にトレンドワードとなり盛り上がったことをきっかけに勢いを増し、YouTube公式チャンネルのMV再生数が288万回(2025年11月19日現在)を突破。初出演したYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』ではグループの代表曲『「ひとりで生きられそう」ってそれってねえ、褒めているの?』のパフォーマンスも話題を集めた。
今回の日本武道館公演は、9〜11月で全国12会場13日程22公演を数えた秋ツアー「Juice=Juice LIVE T OUR 2025 Queen of Hearts」のファイナル公演。今年6月加入の新メンバーでメガネがトレードマークの林仁愛は、お披露目以来となる同会場のステージでの初のパフォーマンス参加となった。

【写真】日本武道館で「Queen of Hearts」ツアーファイナルを開催したJuice=Juice(17枚)



開演前には「Juice!」コールが会場に響き、オープニングVTRが明けると、赤と白が混ざりヒラヒラと裾が舞うワンピースに、白が基調のきらめくジャケットを羽織った11人へ一斉にスポットライトが当たる。幕開けの『盛れ!ミ・アモーレ』では炎も噴き上がる舞台上で、リーダーの段原瑠々をはじめ、メンバーが自信みなぎる視線を観客へと向け、客席からの「アモーレミ・アモーレ!」「M・ O・R・E!」などの歓声がステージを後押し。サブリーダーの井上玲音による特技のボイスパーカッションがさえ渡った『STAGE〜アガッてみな〜』、『ナイモノラブ』で多彩な表情をみせた。
MCで、メンバーとして初参加となる日本武道館公演について林が「楽しんでいきたいなと思います」と語ると、客席からは期待感に満ちた声援が上がる。パフォーマンスへと戻り『素直に甘えて』に続く『イジワルしないで抱きしめてよ』のイントロではメンバーがジャケットを脱ぎ、ワンピースのみのスタイルに。『私が言う前に抱きしめなきゃね』に続くジャジーな『四の五の言わず颯(さっ)と
別れてあげた』のイントロでは、メンバーに囲まれる遠藤彩加里が余裕ある表情を浮かべ、曲中の随所ではメンバーがそれぞれの呼吸をピタリと揃えた。
MCでは有澤一華が、以降も「ぶっぱなしていきます!」と気合いを入れ、次のブロックからは、メンバーがクラウン(王冠)とハートの描かれたマントを羽織る女王のようなスタイルに。ツアー中
の各公演で1人だけのメンバーが特別な「Queen」となり披露してきたソロパフォーマンスのすべてが、日本武道館のステージで結集した。
トップバッターを飾った石山咲良は『選ばれし私達』で勇敢なヴォーカルを響かせ、井上は『Future Smile』を力強く歌い上げた。止まることなくソロパフォーマンスは続き、工藤由愛は『ポップミュージック』での「鳩!」のフレーズでキュートな表情に。川嶋美楓は『シンクロ。』をしっとりと披露し、『銀色のテレパシー』を歌った江端姫咲は曲中「せーの!」の掛け声で客席へとマイクを向け、
林は『禁断少女』で加入半年弱とは思えないステージスキルと貫禄をみせつけた。
会場の熱視線も冷めやらぬ中、ここからはメンバーの衣装が、黒を基調としたきらめくスポーティなスタイルにチェンジ。段原・松永里愛・有澤・入江里咲・遠藤の5人が『トウキョウ・ブラー』で鋭い目線を客席へと向け、井上・工藤・江端・石山・川嶋の5人は『プライド・ブライト』を強気に披露し、グループの真価を体現した。
メンバーは再び、マントを羽織る女王のようなスタイルとなり、ソロパフォーマンスブロックは後半戦へ。入江は『如雨露』で晴れ晴れとした笑顔を浮かべ、『Vivid Midnight』を歌う松永ののびやかなフェイクには客席から歓声が上がる。『裸の裸の裸のKISS』で情熱的な歌声を響かせたのは遠藤。


『ロマンスの途中』で観客を鼓舞した有澤は最後「Juice=Juice、愛してる!」の一言で決め、ソロパフォーマンスを締めくくった段原は『好きって言ってよ』で、感情をめいっぱい込めるかのような表情をみせた。
ステージは続き、個々の力を惜しみなく発揮したメンバー11人はマントを脱いで再び集結。『「ひとりで生きられそう」ってそれってねえ、褒めているの?』『Va-Va-Voom』に続く、ツアー中に初披露したライブ新曲『甘えんな』(作詞:大森祥子、作曲:炭竃智弘)では、イントロからロックテイストのギターサウンドが鳴り響き、メロディが進むにつれてメンバーのヴォーカルがたくましさを増す。
MCでは遠藤が、ソロで披露した『裸の裸の裸のKISS』について「加入してすぐのときに披露して思い入れのある楽曲だった」と選曲理由を明かし、やむなく病欠したツアーの福岡公演で披露できなかったことから「リベンジ」を果たせたと喜んだ。
公演本編も終盤を迎え、ツアー中に初披露したもう一つのライブ新曲『BLOODY BULLET』(作詞:西野蒟蒻、作曲:星部ショウ)では、同期の工藤と松永が冒頭のパートを歌い繋ぎ、メンバーが
緻密なステップで息を揃える。『あばれてっか?!ハヴアグッタイ』や『CHOICE & CHANCE』などに続く『Fiesta! Fiesta!』、そして、この日2度目のパフォーマンスとなった本編最後となる『盛れ!ミ・アモーレ』では、ステージで勢いよく炎が噴き上がり、メンバーの歌声と観客の声援もさらなる熱気を帯びた。
興奮冷めやらぬ会場では、アンコールを待つ客席で「Juice!」「もう1杯!」の歓声が繰り返される。ステージにはJuice=Juice Familyの熱意を受け取ったグループが、黒地に赤でロゴやツアーの軌跡を描いた公演グッズ「Special Flush Tシャツ」を着て登場。メンバーがたがいに顔を見合わせた『Goal〜明日はあっちだよ〜』では、曲中のシンガロングで観客との絆を確かめ合い、MCでは、メンバーがそれぞれ公演の感想を伝えた。
林は「(ステージに)出る前まですごく不安だったんですけど、すごく楽しいなって気分が勝ってきちゃって、めっちゃ笑顔だった」とここまでのステージを振り返り、観客に「養分を私たちからとっていってください」と独特なメッセージを放ち、会場の笑いを誘った。
上方まで埋まった客席を見ながら喜びと感謝をメンバーが伝える中、「(卒業した)先輩方がつむいできてくださった歴史もたくさんあるから、それを受け継いでいきたいっていう思いもずっとずっとみんな持ってるもの。でも今の11人のJuice=Juiceだから叶えられたことも絶対にあるはずですし、11 人で作る音楽が私はすごく大好きなので、これからもFamilyのみんな、一緒に音楽作ってくれますか?」と松永が熱く呼びかけると、客席では大歓声が上がった。
スピーチを締めくくった段原は観客に向けて「Juice=Juiceはこれからもみなさんにお届けしたいものがたくさんあるので、ぜひ会いに来てくれたらうれしいなと思いますし、日本武道館でもまた会いたいし。もっともっと大きな会場でも会いたい」と、リーダーとしての言葉を残した。


パフォーマンスの時間も残りわずかとなり、11人でツアーを走り切ったグループは『KEEP ON 上昇志向!!』を歌い上げ、全員が晴れやかな表情を浮かべる『Magic of Love』でステージは大団円を迎えた。
終演後には、段原による「今夜、YouTubeでまたお会いしましょう!」のナレーションを合図に、当日22時にYouTubeでプレミアム公開の『THE FIRST TAKE』におけるグループ動画の第2弾『盛れ!ミ・アモーレ』の予告編が流れ、グループの未来への期待感を高めた。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします

関連記事