<サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson>(撮影:釘野孝宏) 画像 2/3
続いて披露された『恋を知らない君へ』では、空気はさらにしっとりとしたものに。静かに耳を傾ける観客の表情には、歌詞の世界観にぐっと入り込んでいる様子が見て取れる。サビ終わりの伸びやかなフレーズが天井へと吸い込まれていくと、会場は一拍の静寂ののち、大きな拍手に包まれた。
そこから一転、ドラムとギターのビートが会場を貫くように鳴り響き、『鳴神舞』がスタート。重低音と鋭いビートに乗せて、メンバーの表情も一気に攻めのモードへと切り替わる。激しい照明がステージと客席を交互に照らし出す中、客席からは「キャァー!!!」と悲鳴に近い歓声が沸き起こる。歌・ダンス・演奏すべてが渾然一体となった圧巻のパフォーマンスで、観る者を完全に魅了していった。
続いてキーボードの美しい音色が静かに鳴り始めると、『「生きろ」』へ。感動的なサウンドの中、「生きろ」という強いメッセージがストレートに心へと届いてくる。メンバーの真剣な眼差しと、それを見つめ返す観客の表情が印象的で、曲が終わると同時に自然と大きな拍手と歓声が巻き起こった。
そんな感動的な余韻を破るように、突然ステージに現れたのは、このフェスの主催者である氣志團。綾小路翔がマイクを握り、NEWSとともに『NEWSニッポン』を熱唱するというサプライズが繰り広げられる。世代もジャンルも越えたコラボレーションに、会場は文字通りの超大盛り上がり。ステージ上では笑顔が弾け、客席でも全力のコールとジャンプで応えるファンの姿が広がった。
MCで綾小路は「めっちゃ緊張した。こんな緊張することない!」と率直な思いを告白。それに対してNEWSのメンバーがツッコミを入れるなど、和気あいあいとした空気に包まれる。その光景に、客席からは温かい拍手と笑いが送られた。
さらに綾小路は、「生まれ変わったらNEWSになってみたい」と憧れを口にする。その流れから、『We are Team NEWS』とラストナンバーを宣言したところで、まさかのサプライズが重なる。BUCK∞TICK・星野英彦がステージに登場したのだ。異色かつ豪華すぎる組み合わせに、会場のボルテージは一気に最高潮へ。


