2025.11.16 公開
【ライブレポート】BUCK∞TICK、雷鳴のごときダークサウンドで幕張メッセを支配!<サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson>

BUCK∞TICK<サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson>(撮影:青木カズロー)  画像 1/6

中盤、空気を少し変えるように届けられたのは『ストレリチア』。歪んだエレキギターとアコースティックギターの音色が絡み合い、淡くも熱を帯びたサウンドスケープを描く。幻想的な照明に照らされるステージと、浮遊感のあるメロディ。先ほどまでのアグレッシブな空気から一転、観客はじっとステージを見つめ、音の一粒一粒を噛みしめるように聴き入っていた。演奏が終わると、静寂を破るように大きな拍手と歓声が湧き上がる。

【ライブレポート】BUCK∞TICK、雷鳴のごときダークサウンドで幕張メッセを支配!<サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson>BUCK∞TICK<サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson>(撮影:青木カズロー)  画像 3/6

再び会場を包み込んだ暗闇の中、静かに鳴り出したフレーズから『風のプロローグ』へ。緩やかに広がる音像に身を委ねるように、オーディエンスは目を閉じたり、そっと身体を揺らしたりと、それぞれのスタイルで楽曲と向き合っている。

「もう少し踊ろうか。新しいロックンロール」と合図を送って始まったのは『渋谷ハリアッパ!』。サイケデリックな色合いの映像がスクリーンいっぱいに広がり、ポップでありながらもどこか狂騒的なサウンドと混ざり合っていく。リズミカルなビートに合わせてクラップが起こり、フロアのテンションは再び最高潮へ。

そして本編ラストに選ばれたのは『ガブリエルのラッパ』。「ほら、見えるか。天使がラッパを吹いてるぜ」という言葉とともに楽曲がスタートすると、雷鳴のように激しいビートが会場を揺らす。重厚なサウンドとスリリングな展開に、観客は最後の一瞬まで拳を突き上げて応えた。「氣志團万博ありがとう。この後も楽しんでね」と気だるげながらもあたたかい一言を残し、BUCK∞TICKはステージを後にした。

氣志團万博とは】

氣志團万博とはロックバンド・氣志團が主催する音楽フェス。團長・綾小路 翔の「最高の仲間を集めて、最高の音楽を鳴らして、最高の時間を作りたい」という熱い呼びかけに応え、ロックのみならずポップス、アイドル、歌謡曲、演歌など、ジャンルの垣根を越えた豪華出演者が集結し、オーディエンスとの新たな出会いを生み出してきた。

2ページ(全3ページ中)
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします

関連記事