ももいろクローバーZ＜サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson＞(撮影：釘野孝宏）  画像 3/7

熱量を途切れさせることなく続いたのは『ツヨクツヨク』。ステージとフロアが一緒になってサビを歌い上げる光景は、巨大な幕張メッセを「ひとつのライブハウス」のように感じさせるものだった。

中盤、空気を少し柔らかくしたのは『上球物語 -Carpe diem-』。軽快なビートに乗せて、メンバーはステージを縦横無尽に駆け回り、コール＆レスポンスを促していく。ももクロの煽りに、観客も全力で応え、会場の温度はさらに上昇。笑顔とジャンプが止まらない、ポップでハッピーなひとときとなった。

MCでは、「来年の予定が一番最初に決まるのが、毎年この氣志團万博なんです」と、ももクロにとって本イベントが特別な存在であることを明かす一幕も。ラストを飾ったのは、氣志團万博名物ともいえる『One Night Carnival (MCZ ver.)』。氣志團の代表曲を、ももクロ流に大胆アレンジしたこのバージョンは、すっかりフェスの定番ナンバーだ。この日は大勢のダンサーもステージに登場し、華やかなフォーメーションダンスでステージを埋め尽くす。サビでは、客席全体がタオルを回し、ジャンプし、叫び、まさに「カーニバル」という言葉がぴったりのカオスでハッピーな空間に。氣志團への愛が炸裂した圧巻のステージとなった。