2025.11.15 公開
【ライブレポート】氣志團、幕張メッセを爆音ジャック!バイクアクセルコールのド派手演出でフェスの狼煙を上げる<サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson>

氣志團<サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson>(撮影:青木カズロー)  画像 1/8

続いて、「Reborn in the Boso」のフレーズが会場に流れ込むと、『房総魂』がスタート。スクリーンには、房総の海や夕焼け、そして過去のライブの名シーンが次々と映し出される。曲が進むにつれて、観客の声は一段と大きくなり、サビでは大合唱が会場を包み込む。圧巻のパフォーマンスに、フロアは拍手と熱狂、そしてメンバーの名前を呼ぶ声で満ち溢れた。

やがて照明がぐっと落ち、静寂を切り裂くように、心臓に直接響くような和太鼓の音色が鳴り始める。低く重いビートが一定のリズムを刻むと、観客は自然と手拍子でそれに応えていく。いつの間にか、全ての観客が身を前に乗り出し、ステージに釘付けに。張り詰めた空気の中、バンドが一斉に音を重ねると、そのまま『汚れなきクソ野郎ども』へ。攻撃的でありながらもどこかユーモアを感じさせるナンバーを、全身全霊で叩きつけるメンバー。曲が終わると同時に、会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。

【ライブレポート】氣志團、幕張メッセを爆音ジャック!バイクアクセルコールのド派手演出でフェスの狼煙を上げる<サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson>氣志團<サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson>(撮影:青木カズロー)  画像 3/8

MCでは、綾小路が「All right? We are 氣志團です!!」とおなじみのフレーズで挨拶。これに対して客席からは、地鳴りのような歓声が返ってくる。そして「改めて…氣志團万博、はじめるぞー!」という力強い掛け声とともに始まったのは、『愛 羅 武 勇』。イントロが鳴り出した瞬間、会場のあちこちから歓声と歓喜の悲鳴にも似た声が上がる。客席ではサイリウムに加えて、多くの観客が自らのスマートフォンのライトを点灯し、頭上に掲げて楽曲に応える。その光の海は、まるで満天の夜空に瞬く星々のようで、ステージ上のメンバーも思わずその景色を見上げ、感慨深げな表情を浮かべていた。

ライブのラスト、「氣志團万博はお前たちを幸せにしかしねーから!!」という綾小路の力強い宣言とともに届けられたのは『幸せにしかしねーから』。タイトル通りのメッセージが詰まったナンバーに、観客は思い思いのリアクションで応える。手を取り合って揺れる人、目に涙を浮かべながら歌詞を口ずさむ人、笑顔でジャンプし続ける人――それぞれの「幸せ」が、ひとつの巨大なうねりになって会場を包み込んでいくようだった。

曲が終わると、メンバーが笑顔で手を振りながらステージを後にする。『Love Balladeは歌えない』のメロディーを流しながらの退場は、まるで映画のエンドロールのように美しく、観客もその瞬間を噛みしめるように拍手を送り続けていた。

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