2025.11.10 公開
ここから一気にビートを上げるように、7人はクールとメロウという2つの歌声の色を混ぜ合わせた『Role Model』を通して、観客たちを魅了していく。力強さの中から見えてくる男の色気も、ハートをくすぐる嬉しい要素だ。途中には、メンバーらが投げKISSをプレゼント。激しさと甘さをクロスオーバーした姿がとても刺激的だった。
EVNNE<テレビ朝日ドリームフェスティバル2025>©︎テレビ朝日ドリームフェスティバル2025 / Photo by 岸田哲平 画像 3/3
メインステージに戻ったメンバーたちは、これまで以上にワイルドな様で『TROUBLE』をブースト。吹き上がる巨大な無数の炎も背景に、彼らは爆裂した強烈なHIP HOPのビートの上で、観客たちを喰らうように攻めてきた。重低音の利いたリズムの上でワイルドに攻める野生味あふれたメンバーらに、狩られたい気分だった。
日本初披露となった『Newest』でEVNNEは、冒頭からテンションを爆上げた攻めの姿勢で、エモーショナルなラップを放っていった。強烈なHIP HOPのビートとシンクロしながら歌い踊る姿に、興奮が止まらない。甘い表情なのに、なんてワイルドで攻撃的な姿を彼らは見せていくのだろう。その姿にすっかりハートが掴まれていた。
これまでとはガラリと音の景色を塗り替えるように、最後にEVNNEは『景色(KESHIKI)』を歌いながら、この会場を華やかなパーティー空間に染め上げていった。とても晴々とした、気持ちをときめかす最高にアッパーで爽やかな楽曲だ。クールでワイルドな姿も格好いいが、この手の甘く爽やかでポップな開放チューンもEVNNEに似合う表情なのは間違いない。
TEXT:長澤智典
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