11月1日から3日まで、千葉・幕張メッセにてテレビ朝日主催の音楽ライブイベント「テレビ朝日ドリームフェスティバル2025」が開催された。
3日目となる11月3日にNiziUが出演した。この記事では、同イベントのライブレポートをお届けする。

【写真】ハートをドキドキと鳴らす素敵なライブを見せたNiziU(4枚)

この日、唯一のガールズグループとして出演したのがNiziU。彼女たちの登場に合わせて、急に野太い声が増えだした。彼女たちはチャーミングな歌声や仕草、パフォーマンスを魅力に、『Make you happy』を歌いながらせまってきた。彼女たちの歌声が場内中に響き渡るたびに気持ちがときめきだし、心がハッピーな色に染めあがる。触れた人たちを無条件に楽しく幸せな色に染め上げる。それこそが、NiziUのかけた甘い歌の魔法だ。

『SWEET NONFICTION』でも彼女たちは、甘い歌声と愛らしいラップを巧みにクロスオーバーしながら、この空間にラブリーでハートフルな世界を作りだしていった。恋をしたときのときめいた気持ちって、この歌のように、甘々な気持ちに身体中が満たされていく感じだろうか。彼女たちの歌声を妄想を描くスイッチに、甘い甘い恋のひとときに浸っていた。

ここからNiziUは一気にテンションをエモく上げ始めた。続く『What if -Japanese ver.-』を通して彼女たちは、この空間を、華やかな熱狂の景色に染め上げた。メンバーたちと一緒に「Hey!! Hey!!」と声を上げながら、大きく手を振り上げていたい。NiziUは、ハートをドキドキと鳴らす素敵な時間を届けてくれる。だからずっと、甘美なひとときに夢中になって溺れていたい。

NiziU＜テレビ朝日ドリームフェスティバル2025＞©︎テレビ朝日ドリームフェスティバル2025 / Photo by 岸田哲平  画像 2/4

強烈なダンスビートが場内中に響きだした。彼女たちは感情を攻めたモードに染め上げ、『All right』を通して強烈な声をぶっ放してきた。メンバーたちは観客たちを煽るように雄々しい声で、ときに抜いた甘やかな声も巧みにミックスしながら攻めてきた。親しみやすく愛らしいNiziUも好きだが、荒々しい感情の牙を剥きだして攻めるNiziUの姿も刺激的だ。背景から無数の巨大な炎が吹き上がっていた様も印象的だった。
続く『CLAP CLAP』でも彼女たちは、荒ぶる攻めたモードで観客たちを騒ぎ立てていった。セクシーなダンスパフォーマンスも見せながら、メンバーらは観客たちを挑発していく。その様に刺激を覚えた観客たちが、声を張り上げ、高く腕を振り上げて興奮した思いをステージの上にぶつけ返していた。

さらに彼女たちは『I AM』を通してかわいく、でも攻めた気持ちも胸に抱きながら、明るく華やかに跳ねた楽曲の上で、甘い歌声を魅力にせまってきた。彼女たちが優しく歌いかけるたびに甘えたくなれば、強気にせまるたびに、やっぱり気持ちを委ねたくなる。