MCでは、『150曲の候補曲の中から、いろんな振り幅を見せたほうが自分の魅力を伝えられるから」という理由で、ミニアルバムに収録した7曲を選んだことを語っていた。
この日のライブでは、カバー曲も2曲披露。第一部で選んだのが、アーティスト星名美怜として今、メインに押し出しているロックのイズムを感じさせる曲たち。第二部では、王道アイドルソングも加えて歌唱。カバー曲を通しても、星名美怜の目指している道筋(未来図)が見えてきたのが嬉しい。
ライブも後半戦へ。「まだまだ楽しんでいけますか、みんなもっと騒げますか」の煽り声を合図に飛び出したのが、激しく攻撃的なロックナンバーの『Now Feel Saddest?』。ときに腕を振り上げ、ときに胸に手を添えながら、身体も気持ちも前のめりに、星名美怜は高ぶる思いを観客たちへぶつけるように歌っていた。とても情熱的な、彼女自身の秘めた感情を投影した楽曲だ。身体を激しく折り曲げ、雄々しく熱唱する姿に刺激を受けて、フロアからも熱い声が次々飛び交う。とてもアグレッシブな、ライブで一体感を描くに相応しい楽曲だ。
最後に歌った『STAR RISE』は、みんなでシンガロングしていく曲。振り上げた手を左右に大きく振りながら歌う星名美怜の姿に合わせて、フロアでも同じ動きを真似て熱狂。満員の観客たちを、眩しい笑顔で煽る彼女の姿も印象的だ。この曲、星名美怜の高ぶる感情と演奏、観客たちの求める熱情した思いの波長が綺麗に重なるほど、胸を熱く騒がせる。誰もが初めて触れるにもかかわらず、大きく手を振りながら彼女と一緒に歌う景色が、この会場に生まれていた。
ピンクの紐を組み入れた純白の衣装に着替えたアンコールでは、心を晴れふかな気持ちへ染め上げる、歌心あふれる『ミチシルベ』を歌唱。エレクトロでダンサブルな楽曲も印象的だ。未来へ向けた想いを、彼女は次々と早口で言葉にしていた。「あなた達を照らすよ」と歌う言葉も。手を伸ばして「離さないよ」と歌う姿も印象的だ。この曲が照らす道標の先に、どんな景色が待っているのだろう。この曲を共に前へ進む心の道標にしながら、これからも星名美怜と一緒に歩み続けたい。
最後に、ふたたび『絶対最強自分支配』を熱唱。「1…2…3!4!」のかけ声を合図に、スタート。星名美怜はもちろん、満員の観客たちも絶対最強の自分に気持ちを染め上げ、野太い声を張り上げながら、最強に熱情したライブの景色を彼女と一緒に作りあげていた。場内中にたくさんの拳とピンクのサイリウムが突き上がる景色が最高だ。星名美怜も、ときに愛らしさも見せながら、高ぶる気持ちを歌声にしてずっとぶつけていた。すべては星名美怜と自分次第。まさに、「かわいいは最強」だ。
『絶対最強自分支配』のMVも本日公開となり、間もなく1stミニアルバム『Once Upon a Star』の予約イベントもスタート。次はさらに身近な距離で、彼女と思いを交わしあってほしい。星名美怜は、最高で最強にかわいいアーティストなのだから。








