続くパフォーマンスはまだライブでは一度しか披露しておらず、ファンの間でも伝説となっていた「OEDOEDO」。幻の曲だけに、タイトルコールで会場からは歓声が上がるほどの盛り上がりを見せる。その勢いのまま、「100%のじぶんに」「キミに100パーセント」「CANDY CANDY」「とどけぱんち」「ちゃみちゃみちゃーみん」と、人気曲を縦横無尽に駆け回りながらパフォーマンス。まさにジェットコースターのようなステージでファンを魅了した。
ステージが暗転すると、妊娠したときに生まれた新たな感情を具現化したダンサーが再登場。妊娠からの幸せ・不安・悲しさなどを表現した圧巻のダンスパフォーマンスで、会場中の視線を釘付けにした。すると、母となったことでキラキラときらめくエプロンを着用した新衣装のきゃりーが登場。「キャンディーレーサー」で会場の雰囲気を一変させ、「み」「ふりそでーしょん」を続けて披露し、会場の熱気を最高潮へと押し上げた。
ライブ後半戦は「演歌ナトリウム」からスタート。きゃりーの合図でサビに合わせて会場中のペンライトの色が変わる。そんな一体感に包まれたなか、「KURU KURU HARAJUKU」でファンをグッと引き込むと、「もんだいガール」「ファッションモンスター」などヒットソングを畳み掛ける。さらに、「原宿いやほい」「もったいないとらんど」をパフォーマンスしてファンと一緒に盛り上がっている姿に、きゃりーとファンの絆の強さを感じざるを得なかった。
楽しい時間はあっという間で、ラストの「おやすみ」で、きゃりーがベッドへ戻り眠りにつくと、大きな拍手ときゃりーの愛する我が子の声とともにカーテンが閉じられ、ライブ本編は幕を閉じた。
アンコールでは、デビュー初期からライブのアンコールでよく着用していたうさ耳姿できゃりーがステージに再登場する。懐かしの衣装に客席から歓声があがるなか、デビュー曲「PONPONPON」をパフォーマンス。どんなに時間が経っても色褪せない最高のパフォーマンスを今日まで待ち続けたファンたちと一緒に原点回帰した。最後には「ファミリーパーティー」で、きゃりーにとっては愛娘と同じくらい愛している会場中のファミリーたちと今日一番の盛り上がりを見せ、ステージを去っていった。
出産準備で決まっていたライブを全てキャンセルしたなかで、切迫流産・切迫早産を告げられ、不安な毎日を過ごしていたきゃりーぱみゅぱみゅ。眠れない不安な夜が続くなか、それでも諦めず、奇跡を手繰り寄せて第一子を出産した。母となり、さらにパワーアップした彼女の今後の活躍が楽しみで仕方がない。
なお、今回のライブで初披露となったカバー曲「dreamin dreamin」は10月26日(日)0時より配信される。さらに、今回のライブはU-NEXTで11月8日(土)まで見逃し配信中だ。








