冒頭を奥田がアカペラで歌い上げて始まった「7」は、〈Top へ向かってる/これは New story の始まり〉というフレーズが、第二章の始まり、そして初のアジアツアーと着実に歩みを進めているグループの姿と重なり、胸を熱くさせた。新日本プロレス『G1 CLIMAX』(テレビ朝日系)の大会テーマソングでもある「CRUSH」、「We never die」を熱く歌い上げた後は、5曲を繋げたメドレーに突入。コールアンドレスポンス、タオル回し、クラップと、メンバーも積極的に観客を巻き込んでいき、どんどん熱気が高まっていく。
アグレッシブなパートから、「Shave Ice」が放たれると一転して爽やかな雰囲気に。さらに、同じくサマーチューン「SUMMER HYPE」、ドライブソング「360°」へと続き、メンバーも笑顔を振りまきながらファンとコミュニケーションを取っていった。多幸感に満たされるなかで続いたのは、ライブ定番曲の「PASION」。最後に観客をこれでもかと跳びはねさせ、この日最高潮の盛り上がりで本編を締めくくった。
ファンによるBBZコールが響くなかで、スクリーンには「AKIRA×BALLISTIK BOYZ」の文字が映し出される。そして、ステージにはEXILE AKIRAが登場し会場のボルテージは最高潮に。AKIRAは流暢な中国語で「今日はBALLISTIK BOYZ初上海公演!応援に駆けつけました!皆さん楽しんでますか?僕も皆さんにお会いできて、とてもうれしいです!」さらに、「BALLISTIK BOYZのみんなとは彼らが子供の頃、僕らのエンターテインメントスクールEXPGに通っている時期から考えると15年くらいの付き合いなので、今、こうして海外で同じステージで立てていることを本当に感慨深く思います。また一緒に必ず戻ってきますのでEXILE TRIBEの応援をよろしくお願いします!」と熱く語った。BALLISTIK BOYZの7人も合流してダンスパフォーマンスを繰り広げると、8人で「24WORLD」を披露。現地のファンも巻き込み大熱唱を巻き起こした。
「僕自身も、みんなとこのステージに立てて本当に嬉しく思います!」と、喜びを滲ませたAKIRA。彼も交え、本ツアーでは恒例のプレゼントコーナーも行った後、再び8人で「Choo Choo TRAIN」を明るくパフォーマンスした。AKIRAを見送り、ラストに届けられたのは「All About U」。途中で7人が客席にマイクを向けると、ファンのあたたかい歌声が会場を包む。〈もう離れたりしないから〉というフレーズが、再会の約束のように響きわたっていた。
初のアジアツアーという挑戦を経て、確実にスケールアップしていくBALLISTIK BOYZ。彼らの第二章はまだ始まったばかりで、これからも新たな衝撃を巻き起こしてくれるはずの彼らから目が離せない。IMPACTを冠したライブは、11月22日、23日にTOYOTA ARENA TOKYOにて行われる『BALLISTIK BOYZ ARENA LIVE 2025 IMPACT ~FINAL~』まで続いていく。





