WEST.が、親交のあるアーティストや共演したいアーティストを招き、セッションやトークを繰り広げるWOWOWの音楽番組『WESSION』。数々の名シーンを生んだ番組がスタジオを飛び出し、10月12日(日)、13日(月・祝)と、大阪・万博記念公園で『WESSION FESTIVAL 2025』と銘打った野外音楽フェスを開催。WEST.にとって初の主催となる本フェスには、2日間でWEST.含む11組の豪華アーティストが集結し、約6万人の観客を楽しませた。
【写真】WEST.初の主催フェス「WESSION FESTIVAL 2025」2日間で6万人を動員!(6枚)
■ライブレポート
WESSIONが、開幕のときを迎えた。10月12日の DAY1 、13日の DAY2 ともに、最初のステージに現れたのは本フェスの主催者であるWEST.の7人。初日、重岡大毅が「喉のチューニングはいいですか?」と会場に呼びかけると、メンバーが立ち位置に。「せーの」のかけ声に合わせて、会場中で「えぇじゃないか~」と声を合わせて、WEST.の名刺代わりの楽曲の一つ『ええじゃないか』で幕を開けた。
メンバー7人がステージに並ぶと、重岡は会場を見渡して開口一番、「これだけは言わせてくれ~。むちゃくちゃ人おる~」と大興奮。続けて、「宣誓! 僕たち、私たちは『WESSION FESTIVAL 2025』にお集まりいただいた皆さんを幸せにしたいから、己の限界に挑戦することを誓います」「会場を来たときよりも綺麗にして帰ることを誓います!」など、ユニークな宣言をさまざま繰り出した。最後は7人が声を合わせて、「第1回、『WESSION FESTIVAL 2025』、スタート」と開幕を高らかに宣言!
DAY1、オープニングゲストとしてWEST.がステージに呼び込んだのは、SUPER EIGHTの横山裕。横山は「今日楽しまなきゃ、いつ楽しむって話やろ!」と呼びかけると、ギターをかき鳴らし、自身初のソロアルバムのリード曲『ロックスター』を披露。ストレートな歌詞に思いを乗せ、会場に語りかけるように、ときに魂の叫びをあげるように熱のこもった歌を届けると、呼応するように会場のボルテージも上がる。
出演アーティストのアクトはもちろん、それぞれがWEST.とセッション= WESSION するのが本フェスの醍醐味。この日は、中間淳太の「ズンズンしようぜ」の声で始まった、WEST.の『ズンドコパラダイス』に横山も参加。お祭りソングに乗せて軽やかに歌い踊り、先輩・後輩のにぎやかなWESSIONで会場を沸かせた。また、横山は後輩の雄姿を見て「WEST.の先輩でよかった。こんな景色見せてもらって、ありがとうございます」「こんな大きなって、ステキなアーティスト呼んで…」と感慨深げに話し、メンバーとの思い出話に花を咲かせた。
<---->さらに、Saucy Dogのボーカル・石原慎也がステージへ。藤井流星はメンバーから「友達が来たぞ~」と言われると少し照れくさそうに石原を迎え、ふたりで熱いハグ。この日、披露した『虹をかける僕ら』は、『WESSION』のために石原が書き下ろしたオリジナル楽曲。美しいメロディーとWEST.の軌跡が重なる歌詞、そして、石原のやさしく伸びやかな声とWEST.の力強い声が合わさり、エモーショナルな空間を作った。
続くLucky Kilimanjaroは、ベース、ドラム、パーカッションと厚いリズム隊が作り出すグルーヴに、シンセサウンドと軽やかなギターが利いたクールなサウンドで観客を魅了。『350ml Galaxy』ではボーカルの熊木が、ビールジョッキを手にステージ上でグイッとひと飲み。フェスらしい行動に、会場から笑いと歓声が起こった。さらに『楽しい美味しいとりすぎてもいい』とタイトルコールをした瞬間、オーディエンスはさらに自由に踊り出す。 楽しい美味しいとりすぎてもいい という歌詞を、コールしながら会場が一つになっていった。
