ここで、7人全員が楽器を手に『しらんけど』のアコースティックVer.を。真顔でジャジーなカッコいいアレンジを披露するが、歌っている内容は遊び心満載というシュールさ。そして、「知らんけど」「知らんのかい!」のコール&レスポンスもWEST.らしい。さらに、重岡が作詞・作曲を手掛け、「聞いてもらいたかった」という『バニラかチョコ』のあとには、DAY1は作詞を神山と藤井、作曲を神山が手掛けた『ANS』、DAY2は神山が制作した『あなたへ』とメンバー制作曲が続く。神山も「皆さんのために作った曲です。みんなの道を照らせるように…」と思いを言葉にして、会場へ歌と共に届けた。
実は、DAY1では『ANS』の際に、神山のギターの音が出ないというハプニングが発生。けれど、慌てることなく、突如、口でギターの音を出すというオーディションコントを始めてカバーするメンバーたち。生ならではのピンチを即座に笑いに変える姿はさすがだった。
ラストスパートは『証拠』でスタート。DAY1では『僕らの理由』、DAY2では『ハート』と続き、『ムーンライト』とフェスらしいロックな流れで畳みかけ、ラストの『アンジョーヤリーナ』に向けて駆け抜ける。それぞれが観客をまっすぐに見つめて、力の限り、ステージでパフォーマンスしているのが伝わり、観客もすさまじい盛り上がりを見せた。
「このまま、終わってたまるか!」という重岡の声で始まったのが『ええじゃないか』。オールキャストがステージに集結して祭り騒ぎを。曲中には打ち上げ花火220発のサプライズがあり、客席から歓声が上がる。ステージの上も客席も幸せそうな笑顔と、全力を出し切った充実感で満たされていた。
WEST.はもちろん、参加アーティストも共に伝説を作る覚悟で挑んだ今回のフェス。DAY1の模様を12月に、DAY2を1月にWOWOWで独占放送・配信することが決定した。さらに、WEST.や出演アーティストのインタビューをはじめ、リハーサルやステージ裏に密着した特番も2月に放送・配信。独占配信中の第1回~第5回までの『WESSION』の未公開集も、11月に放送・配信が予定されている。また、およそ半年間にわたる活動をおさめたアフターパンレットの発売も決定。まだまだ、『WESSION FESTIVAL 2025』の熱は冷めない!
写真:岸田哲平
写真:森好弘
写真:ハヤシマコ
写真:高橋定敬
写真:堀 卓朗(ELENORE)
写真:河上良
<イベント概要>
■イベント名:WESSION FESTIVAL 2025
■公演日時 :10/12(日)、10/13(月・祝)11:00開場/13:00開演/20:00終演予定
■会場 :大阪・万博記念公園 東の広場
■公式動員数:2日間合計60,000人(各日30,000人) ※チケットは完売
■出演アーティスト ※五十音順
10/12(日)
WESSION FESTIVAL 2025[DAY1]
アイナ・ジ・エンド/ Saucy Dog /サンボマスター/ Lucky Kilimanjaro
オープニングゲスト:石原慎也(Saucy Dog)、横山裕
10/13(月・祝)
WESSION FESTIVAL 2025[DAY2]
ウルフルズ/ eill / MONGOL800 / Little Glee Monster /wacci
