2025.10.13 公開
桑田佳祐、豪華シークレットゲストが4組登場!!先達へのリスペクトに溢れた日本音楽史に残る奇跡の一夜TOKYO FM開局55周年×「桑田佳祐のやさしい夜遊び」放送30周年『九段下フォーク・フェスティバル’25』公演模様を11/3(月・祝)にTOKYO FM/JFN38局で放送決定

「九段下フォーク・フェスティバル’25」カメラマンクレジット:西槇太一  画像 1/8

突如上がった会場の熱気をクールダウンするように、サザンオールスターズの「SEA SIDE WOMAN BLUES」を桑田がゆったりと歌い上げると、その余韻を残したまま、次なるシークレットゲストが呼び込まれた。日本のフォークデュオ・BUZZが1972年に発表した楽曲「ケンとメリー〜愛と風のように〜」のイントロに乗せて、なんとMr.Children桜井和寿】が登場!大歓声と共に会場が驚きどよめく中、そのまま桑田佳祐とのデュエットになだれ込む。桑田と桜井の共演は、2006年のTHE 夢人島 Fes.以来なんと19年ぶり。桑田率いるバンドの演奏でMr.Childrenの名曲「HANABI」を熱唱し、桜井がサザンで大好きな曲と挙げる「慕情」をデュエット。この二人が揃って期待されるのは、桑田佳祐Mr.Children名義で1995年にリリースされた「奇跡の地球(ほし)」。未だJ-POPシーンで燦然と輝き続ける名曲が、前置きなく19年ぶりに突然披露されるこの瞬間こそ奇跡である。

鳴り止まない拍手に応えるように、アンコールが始まると、まさかの桑田佳祐あいみょん桜井和寿竹内まりや原 由子吉井和哉(五十音順)の全ゲストが登場!「軽音楽サークルでは、必ずシングアウトをいっしょにする通例になってます。シングアウト!」と、フォークの原点とも言えるママス&パパスの「California Dreaming (夢のカリフォルニア)」を全員で熱唱し、「今日の日はさようなら」を観客も含めて会場全体で合唱。夢のようなひと時は、あっという間に過ぎ、ゲストの5人が舞台を去ると、イベントの発案者である桑田佳祐が自身のソロナンバー「祭りのあと」を披露し、合計29曲、約3時間におよんだ奇跡のイベントの幕を下ろした。

フォーク・ソング(大衆音楽)への愛とリスペクトを込めたイベントとして開催された「九段下フォーク・フェスティバル’25」。その言葉通り、今のシーンで活躍する現役のアーティストたちからの先達への愛、そしてお互いへのリスペクトに溢れた、特別な一夜だった。

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