そして企画コーナーの締めくくりは、若井が番組のレギュラーとなってから1年半、熱心に取り組んできたダンス企画「ダンスモンスターへの道」。林が「若井さんは本当に手を抜かない」と舞台裏を明かした通り、集大成となる今回も、若井は並々ならぬ量の練習を重ねてステージに臨んだ。若井はBALLISTIK BOYZとは「HIGHER EX」、THE BOYZとは「Gibberish」、IMP.とは「BAM-BOO」、NCT DREAMとは「BTTF」と、それぞれの楽曲でコラボ。幕間では、NOSUKEをトレーナーに迎えて振付習得に明け暮れる若井を捉えた映像が流れた。
順調に4曲を踊っていく若井。「BAM-BOO」では前回スパルタ指導だったという影山拓也(IMP.)をも納得させるステージを見せ、さらに史上最高難度の「BTTF」で細かい脚の動きを見事にこなし、大歓声を起こす。すべて踊り切るとグリーンのテープが発射されて華やかなフィナーレを迎え、無事にダンスモンスターとなった若井。「皆さんの後押しもあって、めちゃくちゃ楽しく踊ることができました、ありがとうございます!」と、感無量の表情を浮かべる。松陰寺から「今後はどうするの?」と聞かれると、若井は「別のモンスターになるしかないですよね」と、さらなる進化の可能性を匂わせていた。
ライブパートのトップバッターはBALLISTIK BOYZ。おそろいのボーン模様のベストで揃えた7人は、「Stardust Forever」でさわやかなエネルギーを放って、ライブの火蓋を切って落とす。前半ではカリスマ性あふれるパワフルなパフォーマンスを見せ、一糸乱れぬクランプでも圧倒。またセクシーな振付が光るレゲトン調の新曲「All of You」をはじめ、「Shave Ice」「SUMMER HYPE」など夏を意識した楽曲を多く披露した。MCでは奥田力也が韓国語で挨拶し、加納嘉将は翌日が誕生日だとアピール。最後にBALLISTIK BOYZは「PASION」で観客と一緒にジャンプし、持ち前のステージ掌握力で会場を一体にして盛り上げた。
続いて登場したのはTHE BOYZ。妖艶なムードの「Stylish」で、デビュー8年目の余裕を序盤から漂わせる。「breaking dawn」では赤髪が目を引くソヌが流暢なラップで魅了し、THE B(ファンネーム)はメガホン型のペンライトを振って大きな掛け声を届け、メンバーのパフォーマンスに華を添えた。セクシーなパフォーマンスから一転、MCでは明るくノリのいいトークが展開され、後半は明るく爽快な楽曲のオンパレード。メンバーは「D.D.D」でステージを縦横無尽に跳ね回り、キューを筆頭とした即興ダンスで沸かせ、最後は人気曲「THRILL RIDE」をさわやかに届ける。「好き好き大好きー!」と愛を伝えながら、ステージをあとにした。
グループカラーである黒とピンクの衣装でそろえたIMP.のステージは、佐藤新の「ついてこい、ROCKIN' PARTYだ!」という勇ましい叫びでスタート。「Go Higher」では観客が四つ打ちに乗せてジャンプして、場内はさながらダンスホールのような雰囲気に包まれる。一気に3曲を畳み掛けたあとは、はつらつとしたムードで1人ずつ自己紹介。基俊介は「こんなふうにグループの垣根を越えて盛り上がれることはなかなかないよね」と、イベントの独特な雰囲気を噛み締める。そして後半は切ない心情が描かれた新曲「Reckless Love」、彼らの原点といえるデビュー曲「CRUISIN'」、パワフルなダンスナンバー「BAM-BOO」など、バラエティ豊かなセットリストが展開された。
ネオングリーンのペンライトが輝く中、トリでステージに現れたのは、8月にデビュー9周年を迎えたNCT DREAM。まず目まぐるしい展開が特徴の新曲「CHILLER」をエネルギッシュに披露すると、客席から割れんばかりの歓声が起こる。自己紹介ではチョンロが「オッス!オラ、チョンロ!」と、意外な挨拶で観客のハートを掴んだ。中盤は5人が透き通るような歌声を響かせ、メンバーがじゃれあって温かいムードに。久々の披露だという「Dive Into You」「Glitch Mode (Japanese Ver.)」「beatbox」も交えた貴重なセットリストでファンをうっとりさせたあと、人気が高い日本オリジナル曲「Moonlight」でフィナーレ。ロンジュンの美しい高音フェイクが響き、幸福感たっぷりにイベントを締めくくった。
なおこの日のイベントの模様は、11月15日(土)ひる12時よりCSテレ朝チャンネル1にて放送される。当日に楽屋裏で収録した出演者インタビューも盛り込まれた特別版となるので、お見逃しなく。
Mrs. GREEN APPLE・若井滉斗/ぺこぱ・松陰寺太勇/テレビ朝日アナウンサー・林美桜
IMP. / NCT DREAM
THE BOYZ / BALLISTIK BOYZ
