熊木による「皆さま、WEST.の面々のように自由に踊ってください!」という前口上で場の空気が温まると、柴田昌輝(Dr)や山浦聖司(Ba)、ラミ(Per)が繰り出すビートに乗せて、スポーティーなファッションに身を包んだWEST.の面々は声を上げながら体を自由に動かしていく。濱田崇裕、小瀧望、神山智洋がそれぞれ肩の力が抜けた歌声で楽曲に色を加えていくと、これに続くように藤井流星、中間淳太、桐山照史、重岡大毅は徐々に熱を高めながら声を重ね、松崎浩二(Gt)&大瀧真央(Syn)のリズミカルなプレイとともにスタジオはグルーヴの渦を生み出すことに。そして、サビではWEST.の7人と熊木が気持ち良さげに踊り歌い、初披露となる楽曲に華やかさを与えていった。
曲中盤では藤井を筆頭に7人の個性が色濃く浮き上がったラップパートも用意。続くBメロでは熊木が小瀧、桐山、神山、濱田と矢継ぎ早に肩を並べて歌い、セッションは徐々にクライマックスへと近づいていく。印象的なリフレインとともに、熊木を囲んだWEST.の7人は楽しそうな笑顔を浮かべながらジャンプしたりダンスしたりして、この貴重なコラボの時間を思う存分に満喫してみせた。
この番組でしか聴くことができない貴重な書き下ろし曲を通じて、初共演ながらも相性が抜群であることを見事に証明してみせたWEST.とLucky Kilimanjaro。番組ではこのほかもう1曲セッションが用意されているほか、さらに2組によるピースフルなトークパートも楽しむことができる。いよいよ目前に迫った野外フェス「WESSION FESTIVAL 2025」をより濃厚に楽しむためにも、ぜひ9月28日放送・配信の「WOWOW×WEST. WESSION #4 Lucky Kilimanjaro」を見逃さないでいただきたい。
(文/西廣智一)