YAMASHO:みんなに対してもっと声を上げていこうよ、自分の中にある声をもっと発信していこうよっていうことを伝えたかったんです。この曲を聴いたらわかってくれるだろ?っていう気持ちがあったんで、みんなが僕らのメッセージに賛同してくれる雰囲気を出したくて、イントロに民族儀式のようなコーラスを入れたり、カウベルを入れたりしました。
――テンポも考えられているトラックだなと思いました。YAMASHOくんは早口ラップを得意とするからこそ、倍テンでも取れるようなどっしりしたビートになっている。
YAMASHO:そうなんです。リズムを倍でも取れるし、ONでも取れるようなビートがいいよねって。俺はいつも倍で取っちゃうクセがあるから、今回は逆にドスの利いた感じで重々しいテンションでゆっくり蹴ってみようと思って。トラックがこれだけ重いんだからちゃんと貫禄を出そうと思ってヴァースを書いたんです。そしたら逆にP-CHOさんはスピーディーで滑らかなフロウで応戦してくれて、ばっちりハマりましたね。
――「Universe feat. SKRYU, TAKAHIDE」は、TAKAHIDEくんが自身でトラックも手掛けました。ビートはどんなイメージで作ったんですか?
TAKAHIDE:2ステップやジャージークラブが好きなので、それを掛け合わせようと。SKRYUさんが「MA55IVE BASE」に出てくださったときに、僕が書いた「ガーベラ」が好きだと仰ってくれたので、ちょっとハッピーなテイストも加えて作りました。
――リリックでテーマにしたことは?
TAKAHIDE:「Universe」というタイトルは、トラックを作ったときから思いついていて、その時点ですでに付けていたんです。Universeを別の惑星とか別の宇宙と捉えたときに、人それぞれ、住む場所や環境によって、いろんな悩みや苦しみがあるだろうけど、前向きに頑張ろうよっていう曲を書きたいなと思って。で、SKRYUさんにもそういう内容を別軸で考えてもらったんです。お互いに別々に書いて、レコーディングのときに初めてSKRYUさんのリリックを聴いたんですけど、結果マッチしていて、めちゃくちゃいい曲になったと思いました。