SHOHEI:いつもの僕のキンキンしたラップが合わないなと思って。そしたらWISEさんが「オクターブ下げて、もう少し大人っぽく落ち着いた感じで蹴ってみたら合うと思うんだよね」って。あと、この曲を作ってる時期はTHE RAMPAGEの活動もあって忙しい時期だったんですけど、WISEさんが「今、忙しいと思うけど、少し足を止めて、一息入れて深呼吸するみたいな感じを落とし込んでみるのはどう?」って言ってくださって。その感情を曲に落とし込むことができたし、WISEさんのアドバイスで曲がキュッと締まったんです。
――舞台は日本だけど、ウエストコーストのヒップホップ感もありますよね。アメ車のコンバーチブルに乗ってドライブしてるような感じ。
SHOHEI:男二人旅という感じですね。時間の流れとしては、昼から夜にかけて。だからブリッジの部分でヒグラシのジジジジという鳴き声や打ち上げ花火の音をSEで入れたんです。そこは僕のアイデア。情景が浮かびやすい方が楽曲の物語が見えてきてエモくなるのかなと思ったんです。
――こだわりのSEですね。
SHOHEI:あと、WISEさんと乾杯してる感じも曲に入れたくて。リアル感を増すために実際プリプロのときに二人で乾杯しに行ったんです。後日、AILIさんも交えて3人でも飲みに行って。曲からその雰囲気を感じ取ってもらえたら嬉しいです。
――「NASTY feat. ELLY/CB, L」では、リリース作品としては初めての兄弟コラボが実現しました。これはどんなふうに制作が始まったんですか?
L:どういう曲を作ろうかと二人で話しているときに候補が2つあって。1つはクラブミュージック的なパーティソング。もう1つはラップで聴かせる感じ。兄弟だからこそ歌える内容でお互いのプライドをかけてブツかる感じにしようかと。で、どっちで行く?となったときに、もともと僕らはクラブ出身でダンスをやっていたので、そういうルーツを表現できたらいいねということで、1つ目の方向になったんです。