――そのぶん鍛えられて、レベルアップに繋がったんじゃないですか?
KENTA:コライトによる曲作りを経験できたし、こんなやり方もあるんだ、こんな進め方もあるんだって成長できたコラボでしたね。ハモりに関しても普段とは全然違う音域を使ったり、ゴスペルのようなコーラスでは細かくタイミングとか息を合わせていかなきゃならない。頭ではわかっているんですけど、最初はなかなか合わなくて何回もやり直して。産みの苦しみを味わいましたけど、それも含めて楽しめました。
――「Time 2 Get Up feat. WISE, SHOHEI」は、どんな発想から作ったんですか?
SHOHEI:僕はちょっと懐かしみのある夏曲を作りたいなと思って。最初はHOME MADE家族とか、平成のJ-POPの感じを考えたんですけど、なかなか落とし込むのが難しくて。それで邦楽から洋楽に視点を変えて、トラックメイカーのAILIさんの家でリファレンスになる曲を探すところから始めたんです。平成ということで2000年代のヒップホップを聴いていくなかでNellyの「Ride Wit Me」のパーティー感は夏にも合いそうだねというところからヒントをもらってトラックを作っていただきました。
――リリックはそれぞれ書いて持ち寄ったんですか?
SHOHEI:ヴァースはそれぞれに書いて、サビはWISEさん主導で作りました。TERIYAKI BOYZ®が好きだったし、昔から活動しているWISEさんからいろいろ吸収して勉強したかったんです。なので、自分がリリックを書いたら「できました!どうですか?」っていう調子でLINEにバンバン送って。アドバイスをもらったりしながら、5回目くらいのやりとりでやっと自分のヴァースが完成したんです。
――ラップのフロウはいつもよりレイドバックしているし、声のトーンもリラックスしてますよね。