2025年8月15日、新世代ダンス&ボーカルグループ・WE3M(ウィーム)が、初のワンマンライブ『WE3M 1st
LIVE Garrrrrr PARTY』(読み:ガルーーーーーパーティー、ロゴに起用してる彪の鳴き声とギャルを掛け合わせ
た造語、メンバー6人でrが6つ)をOSAKA MUSEにて開催した。
日本のガールズグループシーンが大きな変革期を迎える中、全編英語詞とグローバルな活動で世界を席巻するXG、
人気オーディション番組からスターダムにのし上がったHANAの登場に沸くこの時代に、WE3Mの本格始動は新た
な時代の到来を予感させるもの。
WE3Mは、メンバーそれぞれが持つ確かなスキルと、HIPHOPとR&Bを軸にした骨太な音楽性を武器に、ダンス、
歌、ラップの三拍子でその実力を証明するグループです。3年以上の育成期間を経て、メンバーの脱退や追加と
いった紆余曲折を乗り越え、現在の6人体制(AN、MANAMI、HINANO、HONORI、MOMOKA、IROHA)に至った。若くして多くの挫折を経験し、鍛え上げられた精神力から放たれるパフォーマンスは、同年代のグループとは一線を画す落ち着きと、ただならぬオーラをまとっている。
グループ名「WE3M」は、WEをひっくり返したユニークな組み合わせで、「関西から世の中をひっくり返す」
という強い決意を表しており、その言葉通り、地元大阪での活動を皮切りに、SNSを通じて国内外の音楽ファンの
間で既に話題沸騰中。TikTokでは累計2000万再生を突破し、若者を中心に絶大な支持を集めている。また、
国内ダンスグループとして初のBeReal.公式アカウントを取得するなど、Z世代のカルチャーにも深く根ざした活
動を展開している。
【写真】初のワンマンライブ『Garrrrrr PARTY』でHIPHOPシーンに衝撃のWE3M(11枚)
満を持して開催された初のワンマンライブは、グループにとって新時代の幕開けを告げる産声となった。奇し
くもこの日は、グループの最年長メンバーであるANの誕生日でもあり、記念すべき一夜にかけるメンバーの思い
は熱いものだった。
【ライブレポート】
WE3Mが⽇本のヒップホップシーンをひっくり返す! メンバーの個性と強烈なバイブスが炸裂した初ワ
ンマンライブ「Garrrrrr PARTY」ライブレポート
⼤阪から全国、そして世界へと⻁視眈々と⽛を研ぐ⼥性ヒップホップグループ、WE3M。待望の初ワンマ
ンライブ「Garrrrrr PARTY」は、彼⼥たちの熱い咆哮が会場全体を揺らす、まさに伝説の始まりだった。
メンバーの脱退や上京という試練を乗り越え、より強固になったWE3Mの決意と、新時代を切り開く彼⼥
たちの才能が凝縮されたライブの全貌を、WE3MのHIPHOP全開なスタイルとメンバーの個性を中⼼にレ
ポートする。
度肝を抜く変貌と、フロアを揺らすヒップホップの衝撃
ライブは、今までのWE3Mのイメージをぶっ壊す、ゴリゴリのHIPHOPスタイルで幕を開けた。1曲⽬の新曲
「style」から、クールでスタイリッシュなパフォーマンスで観客の度肝を抜く。まるで今までとは、別⼈のよ
うに変貌を遂げた彼⼥たちに、会場は熱狂と歓声に包まれた。続く「Boundless Motion」でさらにギアを上げ、
新曲「glow up」を披露。圧倒的な歌唱⼒とダンススキルで、ライブハウスの雰囲気は開始からトップスピー
ドに達した。
カバー曲のパートでは、同路線の先輩アーティストであるXGの「.IS THIS LOVE」や「SHOW YOU CAN」を
⾒事に歌いこなし、その実⼒の⾼さを⾒せつけた。⼀⽅で、彼⼥たちのもう⼀つの武器であるR&Bスキルを活
かし、「Heavenʼs Drive」や、昭和のヒットソングメドレー「⻘い珊瑚礁」「(め)組のひと」「セーラー服
を脱がさないで」「DESIRE -情熱-」を披露。懐かしさと新しさが⼊り混じるセットリストは、ライブに深み
を与え、観客を飽きさせない。
14歳が⽇本のヒップホップを背負う!最年少IROHAのカリスマ性
ライブのオープニングで、観客の度肝を抜いたのは最年少メンバーのIROHAだ。まだ14歳という若さながら、独
学でラップを⾝につけたという彼⼥が繰り出す⾻太な⽇本語ラップは、会場の空気を⼀変させた。その圧倒的な
存在感とストリート感あふれるスタイルは、まさにWE3Mが掲げる「K-POPではなく、ゴリゴリの⽇本語ラップ
で世界を⽬指す」という野⼼を体現している。
また、全員でのダンス曲「Lose Control」では、メンバーそれぞれの個性が爆発。ライブならではの空気感と感
情が、彼⼥たちの確かなスキルとカリスマ性によって会場全体を包み込み、観客の熱い視線を集めた。このパ
フォーマンスの構成は、グループのダンスリーダーであるMOMOKAが担当。フィメールラッパーとしてスキルを
発揮したJesy NelsonやBENNIE Kのカバー曲も圧巻で、会場からは惜しみない拍⼿が送られた。
クリエイティブを牽引するHINANOと、魂のリリックを綴るメンバーたち
今回のライブは、メンバーの才能が随所に光る完全セルフプロデュース。楽曲のトラック、リリック、演出、⾐
装に⾄るまですべてメンバー⾃⾝が⼿がけている。
ライブ配信や公演で培ったMC⼒を発揮したMANAMIの巧みなトークで、会場はさらにヒートアップ。巧みな
トークでファンとの距離を縮め、ライブ全体に⼀体感を⽣み出した。
特に注⽬すべきは、ビジュアル制作も⼿がけたHINANOの才能だ。彼⼥は、今回のライブフライヤーやメンバー
のビジュアル制作も担当。ダンスや歌だけでなく、アートやデザインといったクリエイティブな⾯でもグループ
を牽引する存在として、今後の活躍にも期待が⾼まる。
終盤に披露された新曲「ever」は、HONORIがトラックを、ANとIROHAがリリックを担当した等⾝⼤の楽曲だ。
上京やメンバー脱退といった、この年代でしか経験できないリアルなバックボーンを、気迫あふれるパフォーマ
ンスとリリックに昇華させた彼⼥たち。挫折を乗り越えたからこそ放てる本物の輝きが、同年代のファンから熱
い⽀持を集めている理由だと感じられた。
