ももいろクローバーZが8月2日(土)・3日(日)の2日間、神奈川県・横浜スタジアムで、『ハマの夜祭り番長襲名記念 ももクロ夏のバカ騒ぎ2025 in 横浜スタジアム』を開催した。ももクロの夏の恒例ライブ『ももクロ夏のバカ騒ぎ(通称:夏バカ)』の開催は実に3年ぶり。頭のネジを外してバカ騒ぎしようといったコンセプトのもと、ウォーターキャノン(放水)や水鉄砲、花火など野外ならではの演出をふんだんに盛り込んだ夏の風物詩的な大型ライブだ。今年は台風9号の影響で開催自体が危ぶまれたが、進路や上陸の可能性、影響範囲などを直前まで慎重に見極めた上で実施の判断をし、無事に2日間の開催が実現。久しぶりにバカ騒ぎしたいと願うももクロとモノノフ(ももクロファンの呼称)の思いも天に通じたのだろう。今回は見事に晴れ渡り、30,236人のモノノフが熱狂したDAY1の模様をオフィシャルレポートとしてお届けする。
【写真】恒例の夏ライブ『ももクロ夏のバカ騒ぎ』を開催したももいろクローバーZ(13枚)
ももいろクローバーZ『ハマの夜祭り番長襲名記念 ももクロ夏のバカ騒ぎ2025 in 横浜スタジアム』(C)ニッタ ダイキ 画像 2/13

今年の『夏バカ』の会場は、ももクロにとっては初めての横浜スタジアム。百田夏菜子以外のメンバー高城れに、玉井詩織、佐々木彩夏の3人が神奈川県出身ということを考えると、初開催と聞いて意外だと感じた人も多かったのではないだろうか。今回はバックバンドのDMB(ダウンタウンももクロバンド)や太鼓ドラマーのヒダノ修一が参加すること、数々のももクロの大型ライブを手がけてきた佐々木敦規が演出を担当することなどが事前に発表されていたほか、「夏のライブで聴きたい!ももクロ定番夏ソング総選挙」と題してモノノフからリクエストを募集し、上位10曲は必ずライブで歌うことが約束されていた。さらに、タイトルに『ハマの夜祭り番長襲名記念』との文言が加わったことで、3年ぶりとなる『夏バカ』への期待値が開催前から高まるような展開に。ちなみに、前回の『夏バカ』開催時には4人ともまだ20代だったが、今回は佐々木以外の3人が30代に突入している。これまでのワチャワチャとはっちゃけた『夏バカ』らしい演出に加えて、ももクロの大人な一面に期待していたファンも多かったことだろう。