14thシングル「Love yourself!」の活動をもって日向坂46から卒業する、富田鈴花。本公演は卒業を前に「MTV」プロデュースによる初のソロライブとして開催され、日向坂46の楽曲からカバー曲まで、生バンドによる演奏をバックに全10曲を歌唱。またライブには日向坂46の松田好花もゲスト出演し、富田鈴花とのユニット花ちゃんズとしてのパフォーマンスも披露した。
【写真】日向坂46の松田好花もゲスト出演し、富田鈴花とのユニット花ちゃんズとしてのパフォーマンスも披露した富田鈴花(4枚)
日向坂46のライブではおなじみの「Overture」がバンドの生演奏にアレンジされた形でステージに上がった富田。「青春の馬」の一節をアカペラ歌唱し、静まり返った会場に富田の歌声が響き渡る形で初のソロライブが幕を開けた。「ステージに立ってみて、こんなにお顔がよく見えて、皆さんが笑顔になってる姿を見て本当に安心しました。今日は本当に日常を忘れて幸せな時間にしていけたらいいなと思います。」とMCで語った後に、けやき坂46時代の楽曲「キレイになりたい」から「ガラス窓が汚れてる」とロックな楽曲で会場をさらに盛り上げた後、「こんなに好きになっちゃっていいの?」では、ハイチェアに腰かけてしっとりと歌い上げ、富田の歌唱力の幅を感じさせるライブが続いていく。
松田好花が呼び込まれ花ちゃんズとして最初に披露した楽曲はフジファブリックの「若者のすべて」。この楽曲は当初、2020年に予定していた花ちゃんズの有観客ライブにて、ギターの弓木英梨乃も参加してパフォーマンスする予定だった曲。コロナの影響で延期となっていた中、約5年の時を経て、遂に有観客ライブで初披露となった。富田・松田によるMCで会場を盛り上げた後、二人による弾き語りで「まさか 偶然…」を演奏し、大きな拍手の中で松田がステージを後にした。