超特急やM!LKなどが所属する若手アーティスト集団・EBiDANが開催した史上最大のオーディションを経て、一昨年にデビューした6人組メインボーカル&ダンスグループのLienel(リエネル)。今年に入って発売したシングルが共にオリコンウィークリーチャートで2位を獲得するなど、人気上昇中の彼らが、7月20日に『コカ・コーラ SUMMER FES 音楽LIVE』に登場した。晴天の下、六本木ヒルズに設けられた野外の特設ステージの気温は、この日も33度という酷暑に。そんな暑さをものともせず、彼らの代名詞でもある歌謡チューンや夏メドレーで15曲を詰め込んだメニューに、平均年齢17.6歳の若さ弾けるパフォーマンスで、今年も熱い夏の火ぶたを切った。
【写真】『コカ・コーラ SUMMER FES 音楽LIVE』に登場したLienel(7枚)
『コカ・コーラ SUMMER FES 音楽LIVE』(C)米山三郎 画像 2/7
2014年にスタートした夏の恒例企画『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』が、今年は『テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER FES』として装いも新たにパワーアップ。中でも、さまざまなアーティストが日替わりで出演するライブステージは毎年の目玉企画となっており、今年も六本木ヒルズアリーナの特設野外ステージで7月19日から8月17日まで開催される。このライブに昨年、同じEBiDANのICExと共に初参加したLienelだが、今年は単独で2日目のステージに出演した。
祭り太鼓のBGMで、アロハシャツを着た6人がプールではしゃぐ夏満開のオープニング映像に続き、高岡ミロが「サマフェス! みんな会いたかったよ!」とステージに飛び込んできて始まったのは「親指☆Evolution!」。彼ららしいコミカルとキュートを併せ持ったライブおなじみのポップチューンで、高岡が「みなさん、大きな声出す準備できてますか!?」と誘えば、Oh !Yeah!のコールでLien(Lienelファンの呼称)のペンライトが振り上がる。続いて「アンチハート」のイントロが鳴ると歓声があがり、最年長・芳賀柊斗と最年少・高桑真之の争いに森田璃空が割り込むような振り付けも交えつつ、ゲームを彷彿させるハイテンポなダンスで追い詰められた恋情をドラマティックに表現。さらに、MVを本場インドで撮影したことでも話題になったマサラ・チューン「Curry on love」では、インド舞踊も交えたダンスで熱さを吹き飛ばしていく。どんなモチーフにも体当たりで挑む、この振り切り具合こそLienelの武器だ。