2025.06.17 公開
2025年6月14日、東京・渋谷ストリームホールにて、加護亜依がデビュー25周年を記念したワンマンライブ「加護亜依ステーション25~これからも止まらずに行くぜぃ~」を開催した。1999年、モーニング娘。の4期生として鮮烈に登場してから25年。37歳になった今、彼女は過去も未来も全部受け止めて、歌でそのすべてを伝えていた。
■ブギートレインで幕開け、前半から心を掴まれる選曲
ライブの幕開けは、懐かしの「ブギートレイン’03」。軽快なビートとともに、会場のボルテージは一気に上昇した。続いて「恋をしちゃいました」「紅蓮華」などバラエティに富んだ選曲で、序盤から観客を惹きつけた。
その後、「Fly Me to the Moon」や「Don't Know Why」など、洋楽の名曲を加護らしい透明感のある声で聴かせるパートへとつながり、ステージの空気がしっとりとしたムードに切り替わっていった。
当時のアイドルボイスを知るファンからも、「加護ちゃん、歌うますぎる」とささやかれるほどの完成度。彼女の声は、25年という時間の深みを帯びていた。
【写真】デビュー25周年を記念したワンマンライブを開催した加護亜依(6枚)
加護亜依「加護亜依ステーション25~これからも止まらずに行くぜぃ~」(※提供画像) 画像 2/6

■「17歳でやらかして…」支えてくれた人たちへの感謝
中盤では、MCで加護自身の過去に触れる場面も。
「17歳の時にやらかして……でも、今こうして歌えているのは、離れずにいてくれたファンと、支えてくれた人たちのおかげです。」
そう語る姿はまっすぐで、どこか優しく、観客からのあたたかな拍手が会場を包んだ。
■後半は観客スタンディングで一気に熱量MAX
「立っていいよ!」の声をきっかけに、場内は一気にヒートアップ。ここから披露されたのは、かつての加護亜依を思い出させるような、モーニング娘。時代の名曲たち。
-Do it! Now
-ハッピーサマーウェディング
-恋愛レボリューション21
-ザ☆ピース!
アイドルソングでありながら、ひとつひとつの言葉を噛みしめるように歌う姿に、「今の加護亜依」が確かにいた。
加護亜依「加護亜依ステーション25~これからも止まらずに行くぜぃ~」(※提供画像) 画像 4/6
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