まだまだメイン☆ストリートは続く。期待を込めた歓喜の声が響く中で、シンフォニックコンサートや全国ツアーを行うこと、ベストアルバムをリリースすることなど、新しいプロジェクトを続々と発表。さらなる歓声が沸き上がった。
最後に披露されたのは、ハッピーなエネルギーに満ちた「ギラギラサマー(^ω^)ノ」。May’nの合図でダンサーたちもステージに登場し、にぎやかにステージを彩る。さらにバンドメンバーも続々と前に出てきて、楽器を持ったままステージ上を練り歩き、客席ではウェーブが。最後の決めポーズも含めて、ホール全体が笑顔に包まれた。
シェリルの楽曲すべてを歌い切ったMay'nが「これからも、シェリルは私の歌で、生かし続けることを誓います!」と叫べば、もうひとりのシェリルの遠藤綾の声が呼応する。「あたしはステージで、これからも歌い続けるわ! これからも一緒に、歌ってくれる?」。そして笑顔で「これからも私は、あなたと、シェリルと、歌い続けます!」と、これからもWith youであることを高らかに伝えたのだった。
ライブ後にダンサー、バンドメンバーを改めて紹介し、観客に(文字通り)一人ひとりと目を合わせありがとうを伝えたMay'n。というのも、彼女にとって目を合わせてライブを終えることは恒例行事。この広い会場でもそれをやってのけて見せ、あなたとコミュニケーションを楽しんだのだった。
そして翌日。今度はMay’n自身としてステージに立つ「With you -May’n Space-」。モニターに映し出されたオープニングVTRに、ライブタイトル「With you」の文字が浮かび上がると、画面の中で「With」の部分だけが静かにフェードアウト。そしてステージにそっと現れたMay’nが、「You」をアカペラでゆっくりと歌い出していく。バンドの力強い音が加わると〈君はたった一人 君しかいない〉という印象的なフレーズが、今回のライブタイトルに重なるように、ドラマティックに響き渡った。
狼煙を上げる合図かのように「いくよ、横浜!」と叫ぶと、火柱が立ち上る中、「Belief」「Scarlet Ballet」「Brain Diver」と、前日とはまた違う、フロントマンとしてのMay’nらしい力強い佇まいで観客を引っ張っていく。ファンから部長と親しまれるMay'nならではのライ部の空気感が会場を包み、「部長!」と割れんばかりの歓声が沸き起こった。その熱気に圧倒されるように、「えっ、なんでみんなそんな声出せるの? 体力すごくない?」と軽やかなツッコミを入れるMay'nに、客席からクスクスと笑いが。
