大黒摩季が30周年記念ツアー以来2年ぶりとなる全国ツアー「MAKI OHGURO LIVE TOUR 2025 -55 BLACK-」を、4月26日(土)千葉県・市川市文化会館からスタートさせ、超満員の観客を前に、今まさに制作中のアルバム「55 BLACK」からの新曲を始め、往年のヒット曲、過去のアルバムからファンの神曲を集めた全20曲を披露。今ツアーでテーマにしている大黒流ROCK が放つ、重厚なサウンドと究極ポップなメロディー、ストレートでリアルな歌詞、聴く人の心に真っ直ぐ刺さるヴォーカルと圧巻のパフォーマンスで、客席は総立ちで大沸騰した。
【写真】ツアーのリード曲「イチヌケタ」をデジタル配信リリースした大黒摩季(4枚)
今回の全国ツアーの開催は2025年年明けに発表され、同時に今年発表する2枚のアルバム「55 BLACK」「55 RED」に準じて、4月26日〜8月2日の前半は大黒流ROCKを追求することをテーマに、8月末からの後半はフラメンコやラテンを取り入れた大黒摩季流アカデミック&エンターテインメントをテーマに開催する。
そして、先駆けてチケットが発売されている前半「55 BLACK」のツアーは、全22公演のうち早くもソールドアウトが続出という反響に、このツアーに意気込む大黒摩季へのファンの期待を計り知ることができる。
この日は、ツアー初日ということに加えて4月1日に「あ、大黒摩季やめます」と髪をバッサリ切った写真と「もうメディアに出ない、ライブでしか生身の姿を見せない!」との宣言があったことで、開場時から客席の熱気は高まるばかり。「一曲目に何が来るのか?」「どんな演出で、どんな衣装で登場するのか?」と煽る拍手のテンポがぐんぐん上がってゆき、会場BGMが切れた瞬間に起こった歓声はまるで、1997年あの伝説の初ライブ、有明レインボースクエアを思い起こさせるような熱量だった。
オープニングは、このツアーとアルバム「55 BLACK」のリード曲でもある「イチヌケタ」。真っ赤なギブソン・エクスプローラーを持った大黒摩季とメンバーが現れると客席は一気に大熱狂。サングラスをしてクールに歌う大黒摩季を讃えるようにフルパワーで迫るバンドの音との一体感は凄まじく、閃光するHyper Rockに会場は一気に沸点を超えた。
