2025.04.21 公開
LE SSERAFIMがデビュー後初めて開催するワールドツアーは、完成度の高いパフォーマンスと真実味のある想いで溢れていた。LE SSERAFIMは、4月19~20日の2日間、韓国・仁川のインスパイアアリーナで『2025 LE SSERAFIM TOUR ‘EASY CRAZY HOT’ IN INCHEON』を開催し、FEARNOT(ファンダム名)と時間を共にした。今回の公演は、両日ともにグローバルスーパーファンプラットフォームのWeverseでオンライン・ライブ・ストリーミングが実施され、世界中の62の国や地域のファンと共に公演が行われた。
【写真】初のワールドツアー開幕したLE SSERAFIM(9枚)
LE SSERAFIM(P)&(C) SOURCE MUSIC 画像 2/9


今回のワールドツアーは、タイトルの通り、3rd Mini Album ‘EASY’、4th Mini Album ‘CRAZY’、5th Mini Album ‘HOT’から構成された「EASY-CRAZY-HOT」3部作プロジェクトのフィナーレだ。LE SSERAFIMは、3月14日にリリースした5th Mini Album ‘HOT’のイントロ曲「Born Fire」で公演の幕を開けた。曲が流れると、数十人のダンサーたちが一糸乱れず登場しながら圧巻のパフォーマンスを披露し、会場の雰囲気は一気に熱くなった。続いて「Ash」、「HOT」、「Come Over」などの最新曲と、「EASY」、「Blue Flame」、「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」など、過去の活動を網羅したセットリストでLE SSERAFIMの歩みを表現した。LE SSERAFIMは、「意外な楽曲で熱く公演を始めてみたが、FEARNOTの皆さんのエネルギーがとても良い。ただし、これからが始まりだ。ご覧になりたい楽曲も多いと思うが、最後まで期待してほしい」と意気込みを語った。その後、150分を超える公演の間、休まずステージを披露し続けて「パフォーマンス最強ガールグループ」の名にふさわしい圧巻の存在感を誇った。
「FEARLESS」、「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」、「ANTIFRAGILE」などのメガヒット曲は、バンドバージョンの編曲で強烈さを増した。これに観客席からは爆発的な歓声が沸き起こった。「Swan Song」は、KAZUHAがバレエの動作をもとに考案した振り付けで注目を集めた。また、ダンスブレイクを追加した「CRAZY」、大型ジャングルジムのセットを活用して強い印象を残した「1-800-hot-n-fun」のステージなど、特別な時間をプレゼントした。メンバーのパフォーマンスを引き立たせる演出も圧巻だった。三角形のLEDは、「熱い炎の中で生まれ変わったLE SSERAFIM」を形象化しており、新鮮な印象を与えた。さらに、メガクルー級のダンサーたちや独特なVTR映像、楽曲の雰囲気を最大化するレーザーショーなどの華やかな演出は、公演の没入度を高めた。
LE SSERAFIM(P)&(C) SOURCE MUSIC 画像 5/9
1ページ(全2ページ中)
