「一緒に歌える?」とWEESAが英語で呼びかけ、そのままアカペラで歌い上げたのは「Temperature」の一節。応えるように客席からも歌声が聞こえてくるが、驚くのは英詞部分だけでなく、〈君以外今考えれない全然〉などの日本語のパートでもしっかりとシンガロングが起きていること。その様子が、PSYCHIC FEVERの音楽が海を越えた国でも確かに浸透していることを証明していた。
雨音のSE(サウンドエフェクト)に続いて「Cold Rain」を披露すると、渡邉廉、小波津、WEESAの3人がステージに残って「Rocket (Take You Higher)」を披露。続いて、JIMMYとWEESAが「SH♡TGUN feat. JIMMY, WEESA,ぺろぺろきゃんでー」「Perfect feat. JIMMY & WEESA」をメドレー形式で歌い上げる。渡邉が加わって「Highlights」を披露した後は、剣、中西椋雅、JIMMY、半田龍臣による四者四様のラップが炸裂した「Psyfe Cypher」へ。7人それぞれにスポットライトが当たり、各メンバーの個性やスキルが存分に発揮されたブロックだった。
ここで一度ステージが暗転。しばらくしてサックスやピアノの切ない音色が聞こえてきたかと思うと、小波津が花束を持って1人ステージに現われた。ステージ上を舞いながら、最後に花束を客席に放ったところで6人も登場。スーツ姿の衣装に着替えたメンバーは、前半とはまた違う上品なオーラをまとっている。そんな多彩な魅力を見せるように、ポップさとメロウさを兼ね備えた「Pradise」「Love Fire」を披露し、「Hotline」で再び会場を盛り上げていく。
小波津のアカペラで幕を開けた「Best For You」、会場のクラップや掛け声がにぎやかに彩った「BEE-PO」を経て、初のアメリカツアーへの喜びを滲ませた7人。また戻ってきたいと意気込みながら、本編ラストを飾ったのは「BAKU BAKU」。最後はメンバー全員でステージを左右に移動し、客席ではたくさんの手が左右に揺れていた。
PSYCHIC FEVER『FIRST US TOUR 2025』(※提供画像) 画像 15/18
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