
──コインというワードはどのようなところから着想を得たものですか?
RYOJI「コインって投げて着地した時に表か裏しか答えがないじゃないですか。僕たちアーティストも極論を言うと、売れるか売れないかしか答えがないと思うんですよ。大先輩の方から「旅行ってどこに行ったかよりも誰と行ったかが思い出に残るし、実は大事なことだ」と聞いて。僕たちのグループもこれから先どうなるかわからないけど、裏になっても表になっても、僕たちが一緒にいることが本当は意味があるっていうことにつながっていると思うので、コインというワードをすごく大切にしてきましたし、本当にその通りだなと思います。」
WOLF HOWL HARMONY(※提供画像) 画像 6/9
──そうやって未来を見据えるリーダーも居つつ、歌詞を読んでいくとDメロではナーバスな部分も繊細に歌っていると思います。こう言った部分に4人の役割分担のようなものを感じるのですが、この部分はどのような想いを乗せましたか?
HIROTO「この楽曲を出せているっていうのも、僕たちが今までのオーディションの期間から歩んできた絆があるからこそだと思って、その環境に対してありがたい気持ちはもちろんあります。でも、やっぱり運命共同体なので、グループが結成されてからこの先どうなるのかといった不安がめちゃくちゃありました。苦手なことも多かったし、自分にできないことも多かったなと思うんです。そういうところから弱い自分を書かせていただきました。」
──その直後にSUZUKIさんが盛り上げるのも、支え合っているように見えます。レコーディングはどのように進めましたか?
SUZUKI「これまでの良いこともあれば、悪いことももちろんありましたし、多分これから先も同じように良いこともあれば、悪いこともあって。一緒に突き進んでいく意味みたいなものも意識しながら力強くレコーディングしましたね。一番グッと上がるラスサビは、一番のサビと歌詞が一緒でもまた聴こえ方も全然変わってくるなと思いました。むしろ、聴こえ方が違うように持っていかないとダメだなと思っていて。これからも先の明るい未来を掴み取りに行くという気持ちが見えるようにしないといけないないなと。ここの部分はこだわって、何回も録り直しました。」
