そしていよいよ開演。スクリーンにオープニングムービーが映し出され、黒のスーツとサングラスでキメたメンバーが、楽屋裏からステージに向かう姿が。今回のライブはスーツで?と思いきや、次々にスーツを脱ぎ捨ていつものスタイルになっていく様子からのステージ登場となった。
1曲目『MEGA SHAKE IT!』から5曲目『ゲーマーズハイ』まで、盛り上げソングで一気に駆け抜けた。
とはいえ『ファントムヴァイブレーション』ではサビの「スマホはもはや俺の臓器」をオーディエンスに叫ばせ、温泉ソング『OS』ではアリーナにアヒルの浮き輪が投げ込まれ、『ゲーマーズハイ』ではスクリーンにメンバーが登場するゲーム画面が映し出されるなどの趣向も凝らされていた。
エンタメ要素を大切にしている彼らならではのライブといった感が、出だしからビンビンに伝わってくる。
画像 2/9Photo by Viola Kam(V'z Twinkle Photography)
ヤマサキがうれしそうに最初のMCを始めたと思いきや、ステージの中央に宝箱が登場。ヤマサキが箱を開けると中から現れたのは…インディーズ時代の血糊の付いたTシャツ(笑)。結成さながらの時代にライブで着ていたものとのことで、スクリーンには当時の写真が映し出され観客を喜ばせる。
ヤマサキがそのシャツを着たままライブは再開。『チャンピオンズリーグ』『KMDT25』『ビーフor チキン』では、ヨコタ シンノスケ(Key&Vo)のキーボードソロやソゴウ タイスケ(Dr)の印象的なドラムプレイが披露され、エンタメ性だけでないキュウソの一面も魅せつける。
画像 3/9Photo by Viola Kam(V'z Twinkle Photography)
一瞬ステージが暗転すると客席からは叫ぶようにメンバーの名前を呼ぶ声が響く。
それに対して「おっきい声を出すヤツって生物学的にも生き残る可能性が高いからなぁ~。もし俺が小熊だったら”セイヤさーん”って大きな声出して助かるで。…って何で俺が俺を呼ぶねん!」と、ヤマサキはひとりボケ&ツッコミ。
続いて、幕張のアウトレットモールでシューズを買ったエピソードを披露し会場を和ませる。
