先輩たちと入れ替わりでTJBBは、クリエイティブ・コーディネーターとしてオーディション時から彼らを見守ってきたAKIRAを迎えて、自身のデビュー曲『Jettin'』をパフォーマンス。SHOKICHIが作詞作曲を手掛けた『BOYS -TJBB Anthem-』では、THE SECONDを引き連れるようにして披露する自信に満ちた姿や、客席で力強くリズムを刻む無数のペンライトが、TJBBがTHE FAR EAST COWBOYZツアーで手にしたモノの大きさを物語っていた。童謡『幸せなら手を叩こう』から『CLAP YOUR HANDS』、『Going Crazy』へとヒートアップしていく展開も、THE FAR EAST COWBOYZツアーを思い出させる。だが、タオル回しが定番となっている暴れ曲『Going Crazy』には、ライブを観に来ていた佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)が私服で飛び入り参加。『HiGH&LOW』の名台詞「行くぞ、てめぇら!」をマイクなしで叫ぶAKIRAなど、出演者全員が、なんでもアリのお祭りモードでラストスパートをかけた。
『EXILE THE SECOND presents.THE 忘年会!!~年末になぁーにやってんだよ2024~』(※提供画像) 画像 11/14



ちなみに、本編最後のMCでは、直前に「EXILE THE SECOND最高~!」と爽やかに退場していったEXILEの末っ子・佐藤大樹が、ステージ裏でTAKAHIROに捕獲され、ステージに連れ戻されるハプニングも。EXILEの中心メンバーである6人と佐藤は、『EXILE LIVE TOUR 2025 WHAT IS EXILE』と、新プロジェクト「PROJECT EXILE」の第一弾として、Jr.EXILE(THE RAMPAGE/FANTASTICS/BALLISTIK BOYZ/PSYCHIC FEVERの選抜メンバー)が日替わりでWHAT IS EXILEツアーに出演することについて想いを語り、7人でラストナンバー『Rising Sun』を披露。息の合った歌声とステップでEXILE再始動への期待を煽ると、SHOKICHIは「EXILEでした!」の一言で本編を締め括った。
アンコールには、EXILE THE SECOND・TAKAHIRO・D.I・TJBBによる24karatsメドレーが待ち受けていた。24karats とは、本物のストリートブランドをコンセプトに掲げるLDH運営のアパレルブランドのことで、アンコールで彼らが着ていたジャージも、同ブランドのもの。と同時に、24karatsを冠した楽曲も多数発表しており、24karatsシリーズはEXILEをはじめとするLDHアーティストにとって特別な存在となっている。その第一弾として2007年に発表されたのが、Sowelu・EXILE・DOBERMAN INC(SWAYとKAZUKIが入る前のD.Iの前身グループ)がコラボレーションした『24karats -type EX-』。立て続けに披露した『24karats TRIBE OF GOLD』も、リリース当時はまだEXILEと三代目 J SOUL BROTHERSしか所属していなかったEXILE TRIBEと、 DOBERMAN INCのコラボ曲であり、後に加わったメンバーの歌声やパフォーマンスとの化学反応が、あの頃とはひと味違う楽曲の輝きを引き出していた。本物のエンターテイナーたちが届けるパフォーマンスと、EXILE魂を象徴する煌びやかな24ジャージで締め括る2024年、なんて最高なんだろう。
……と、しみじみ感じていたからこそ、次の瞬間、盛大にずっこけた。このタイミングでこんな展開が来ると、一体誰が予想できただろうか。24karatsメドレーで熱狂した場内に、ふいにお正月の定番曲『春の海』が流れ出したのである。しかも、気が早いSHOKICHIは「28日ですけれども……もう、ここは明けちゃった感じでいきましょうか!もう明けていきましょう!」と強引に宣言(笑)。全出演者が呼び込まれたステージでは、TAKAHIROが「EXILEとかけまして、みなさんへの想いと説きます。その心は……ど真ん中にI(愛)があります」と、新年らしいなぞかけを披露したり、D.IのSWAYやTJBBの宇原雄飛がグループの2024年を振り返りながら、2025年への抱負を熱く語った。
