『EXILE THE SECOND presents.THE 忘年会!!~年末になぁーにやってんだよ2024~』(※提供画像) 画像 6/14




「忘年会です!」
HIP HOP色の強いアグレッシブなブロックを経て、1人ステージに残ったSHOKICHIがそう切り出すと、客席の至るところから笑い声が漏れる。そこですかさず、観客1人1人に向けて「ありがとう!」を乱れ撃ち。もちろん、彼のピュアな感謝は身近な仲間にも向けられ、EXILE THE SECONDのツアーを共に作り上げてくれたバンドメンバー(Ba.KATSU/Dr.FUYU/Gt.MASA KOHAMA/Key.MAKO-T)を紹介すると、SHOKICHIはとびきりの笑顔で「2024年、本当にお世話になりました!」を連呼した。そして、楽器陣が1人ずつ芳醇な音を重ねた先に、D.IのボーカルKAZUKIがソロアーティスト・林 和希としても登場。TETSUYAとケンチによるドラマティックなダンスをバックに、SHOKICHIが作詞にも参加した林 和希のソロ曲『One Day』をデュエットで届けた。実はこの日、開演直前に突然雨が降り出したのだが、それすら運命に感じるほどの選曲で、冷たい雨で濡れた観客の肩をそっと抱くように、SHOKICHIとKAZUKIの熱を帯びた歌声が響き渡った。一夜限りのコラボレーションとして、SHOKICHI・TAKAHIRO・林 和希・NESMITHが一列に並んで歌唱したEXILEの『Angel』も、少し遅めのクリスマスプレゼントといったところだろう。両端に立ったSHOKICHIとNESMITHは、ゲストの2人を包み込むように、時折向かい合いながら歌っており、その慈愛に満ちた表情が彼らの人柄を伝えていた。
居酒屋→クラブと場所を変え、まだ現れない(という設定の)EXILE THE SECONDメンバーを待ちながら、大勢の観客と共に盛大なぼっち忘年会を楽しんだエディネスミス。諦めて高級タワーマンション風の自宅に帰った彼は、風呂上がりの恰好で一杯飲みながら、YouTubeでEXILEのMVの鑑賞会を始め、「まだときめき運んでなくねぇーか!?」という煽りから後半戦が始まった。
……となるはずだったのだが、一筋縄ではいかないのがEXILE THE SECOND。景気よく『Choo Choo TRAIN』のイントロが流れ始めたものの、先頭のエディネスミスだけがロールダンスをしており、陽気な大人たちによる茶番が始まった。セカ友(EXILE THE SECONDファン)にはすでにお馴染みで、THE FAR EAST COWBOYZツアーでは、メンバーやサプライズゲストなどがエディネスミスのターゲットとなっていた、お決まりのボケ。この日はEXILE THE SECONDの後ろに並んでいたTAKAHIROが「お前は誰だ!?」の餌食に。TAKAHIROもすかさず「LDHの初代プリンス、EXILE TAKAHIROです。お見知りおきを」と返し、ツッコミ不在の2人の絡みに爆笑が止まらない。それでも、仕切り直し、AKIRAを先頭にした大所帯(EXILE THE SECOND・TAKAHIRO・TJBB)でロールダンスする様は圧巻! 『Everything』と『Someday』のメドレーでは、今月40歳になった初代プリンスが、ツアージャージの胸元をガッツリ開け、カメラに向かってキュートにダブルピースを決める場面もあり、ときめきの剛速球を受け取った観客の黄色い声が上がった。
