2024.12.29 公開
ひと足早いMay'nからのクリスマスプレゼント!!May'n Special Concert 2024「May'n Xmas」【オフィシャルレポート】

May'n(C)SUGI Yuya Sugiur  画像 1/9

May'nは、ツアーでは自分の曲を数多く歌うため、ライブでカバー曲を歌うのはXmasライブ限定と決めているが、この夜選んだ曲は、今年あるライブを見に行ったときにすごく感動させられた楽曲。聴きながらMay'nは、「長く続けて、長くついてきてくれる仲間がいるって本当にすごいことだな」「私もシェリル・ノームを(自分の中で)生き続けさせていく」という想いがこみ上げてきたという。話しながらも感情の昂りから涙声になるMay'n。彼女の心をそこまで震わせた楽曲は「ANGEL VOICE」。歌唱担当としては偉大なる先輩、福山芳樹が『マクロス7』で歌った曲だ。さまざまな想いを脳裏に浮かべながら、感謝と決意を込めて歌いつむいでいくMay'n。最後の「WOW OH OH WOW OH OH」でも気持ちを一つにしようとMay'nは観客にも歌を促すが、その歌声を聴くと思わず「わぁ、綺麗だね」と心の声をこぼす。だが、何度か繰り返したのち、「上手く歌おうとしないで叫びなよ!」というMay'nの声で会場は一段とそのボリュームを上げる。会場の想いを受け止め、自分の想いを乗せて、心を込めて最後の一節をMay'nは歌い上げてみせた。

ここで今後の活動についての告知時間を設け、コミュニティチャンネル「May'nの今夜はフルコースで」の生配信日を皮切りに、2025年2月2日にはメカニックデザイナー天神英貴とのクリエイターコラボTシャツの記念お渡し会&フリーライブなどを紹介していくが、青森ねぶた祭へ参戦するファンツアーの実施&「May'nねぶたの制作をクラウドファンディングで実施、の段に入ると本人も誤算の流れに。昨年の前夜祭におけるステージ出演から今年の8/1に再度前夜祭出演、8/3に「May'nねぶた」運行、そこからの合間となる8/2に青森での単独ライブ決行を企画していることについて、あふれる想いはせき止めきれず、その熱弁は10分にも及ぶほどだった。さらには次回の「May'n Xmas」が2025年12月21日開催を発表すると、1年後の予定に会場も驚きと困惑を隠せなかったが、来年の開催は20周年企画の一つと位置付け、かつ2026年以降の開催は休眠に入ることも告げた。ステージ上で桑山に「来年空いてますか?」と約束を取り付ける、May'nらしい一幕のあと、最後の言葉を観客たちに送る。「ちゃんと20年歌ってきたな、命をかけて音楽を作ってきたな、届けられているな」という実感を持てる今、だがその「自信をくれたのはいつも真っ直ぐ私を見てくれる貴方がいるから」と。そして最後の曲として「今まで以上にカラフルな1年だった」という想いを乗せて、それまでとは一転してカラフルでポップに包まれながら「カラフルスコープ」を歌ってみせ、ひと足早い星夜の宴を終えた。

ライブを終えて感じることは、冒頭で、ライブ途中で、そして最後と、三度May'nが発した「一緒に音楽を作っていきましょう!」の気持ち。時代を彩るシンガーでありながら、自身の歌を聴く者に対するホスピタリティの塊であり、ファンを共に音楽を作り上げる同志と捉えている彼女。2025年のデビュー20周年に向かっては「May'n Road to 20th Anniversary」と称し、さまざまな企画を用意しているが、その道を突き進むMay'n号に乗り込めば、必ず楽しい場所に連れていってくれると期待、いや確信させてくれる夜だった。

 

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